初心者ならではのスポーツの楽しみ方を表現
日本スポーツ振興センター(JSC)は元卓球日本代表の石川佳純氏が出演する新テレビCM「石川佳純、バスケはじめる」篇を11月2日から放映している。「スポーツくじ」のブランディングが目的で、石川氏がバスケットボールに挑戦する。
JSCは、スポーツくじの収益を地方公共団体やスポーツ団体が行うスポーツ事業に助成しており、2002年からこれまでに約2668億円が使用されている。今回のCMは、スポーツくじの理念をさらに浸透させることが狙いだ。
バスケットボールに挑戦した元卓球日本代表の石川氏
CMは、バスケットボールを持った石川氏が先生2人と準備運動を行うシーンから始まる。「卓球歴24年 バスケ歴1日」というテロップが表示され、初めてのバスケットボールに戸惑いながらも楽しむ石川さんの姿を描く。
石川氏がこれまでチャレンジしたことのないスポーツに挑戦する姿を描くことで、初心者ならではのスポーツの楽しみ方を表現している。自然体の石川氏を撮影するために少人数で撮影。バスケットプレイヤーの大学生を先生として招き、初心者用の練習プランを組んでもらったという。
電通コピーライター/CMプランナーの有元沙矢香氏は「BIGやtotoの売り上げは、地域のスポーツからオリンピアンまで、誰もがスポーツを楽しめる環境づくりに使われている」とし、CMでは、その幅の広さを短い秒数で伝えることにこだわったという。
有元氏は「CMを見て『新しいスポーツもやってみようかな』とスポーツへの興味関心を持つ人が増えれば」と期待を込めた。スポーツくじがスポーツ環境の整備に役立っていることを知ってもらいたい考えだ。