「甘栗むいちゃいました」がお香に 栗皮を再利用したキットが大反響

本記事は月刊『販促会議』11月号に掲載されている、最新の販促アイデア、テクニックを一挙紹介する連載「Idea&Techniques」の転載記事です。本記事は月刊『販促会議』11月号は宣伝会議デジタルマガジンでもお読みいただけます。

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クラシエは9月1日から、今年26周年を迎えるロングセラー商品「甘栗むいちゃいました」において、「栗皮リサイクルキャンペーン」を実施した。

同社は、環境に役立つ活動の一環として、「甘栗のむかれちゃった皮」に着目。これを捨てずに再利用できないかと考え、栗皮でお香を製作した。今回のキャンペーンは、それを景品としたもので、X上で12月31日まで4回にわたって開催。甘栗公式Xアカウントのフォローと指定の投稿のリポストを条件に、応募を募った。

写真 商品・製品 「甘栗むいちゃいました」と甘栗のお香のほか、お香の受け皿とマッチも同梱

キャンペーン景品として、「甘栗むいちゃいました」と甘栗のお香のほか、お香の受け皿とマッチも同梱。届いてすぐにお香を楽しめるようにした。

栗皮の再利用方法については、栗皮の効能や特性などを調べながらアイデアを出した。火を点けると香りが漂うお香と、焼くときに甘く香ばしい香りが漂う甘栗は親和性が高いと考えてお香を採用。薫香メーカーである日本香堂の協力を得て、製品化を進めた。

もともとキャンペーン用に開発したものではなかったが、これを話題化することで、「甘栗むいちゃいました」のファンだけでなく今は離れている休眠層にも、同商品を思い出してもらえればと考えた。

反響は、9月4日時点で想像をはるかに超え、驚くほどだという。キャンペーン投稿への返信も100件を超えており、「お香キットを、ぜひとも自宅で使ってみたい」といった声が聞かれた。同社は「本製品の購入層と、栗皮キャンペーンの景品の親和性が高かったのではないか」と分析している。

月刊『販促会議』2024年11月号は、宣伝会議デジタルマガジンでもお読みいただけます!そのほか「思わず買いたくなった」を生む心理テクニックと第16回「販促コンペ」の最終結果も掲載。「人が集まる、商品が売れる」アイデアと事例を多数紹介しています。

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