「龍角散」のバスボール、意外な組み合わせでインバウンド需要狙う

本記事は月刊『販促会議』11月号に掲載されている、最新の販促アイデア、テクニックを一挙紹介する連載「Idea&Techniques」の転載記事です。本記事は月刊『販促会議』11月号は宣伝会議デジタルマガジンでもお読みいただけます。

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生活雑貨やオリジナルアイテムの制作と販売を行うサンタンは、「龍角散ののどすっきり飴」のパッケージがデザインされたバスボールを制作。大手ドラッグストアを中心に、8月から順次発売を行った。

写真 商品・製品 「龍角散ののどすっきり飴」のパッケージがデザインされたバスボール

「龍角散ののどすっきり飴」のパッケージがデザインされたバスボール

企画のきっかけは、近年、食品の展開やコロナ禍が明けて盛り返してきたインバウンド需要に特に注力しているドラッグストアに対して、親和性の高いバスボールを開発したいと考えたこと。その中で「龍角散」は、国内の認知はもちろん、近年は中国からの訪日客の購入が増えているという情報も聞かれていたことから、商品化を決めた。これまで同社は、子どもや中高生の若い世代をターゲットに商品開発を行ってきたが、今回の商品で20代以上の新規顧客の獲得を目指す。

9月3日時点で、すでに3万個以上を受注。販売店へのリサーチを重ねたことが認知につながり、受注にも反映される結果になったと考えている。また、8月30日から9月1日まで行われたドラッグストアショーで展示したところ、「バスボールで龍角散はおもしろい」と、多くの人が商品を手に取ったという。

バスボールに「龍角散」の成分は入っていないが、香りは「龍角散ののどすっきり飴」に使用されているカミツレ(カモミール)にし、パッケージとの親和性を高めた。また、バスボールの中には、ぷにぷにとした手触りが楽しめる「龍角散」の商品パッケージのマスコットを入れた。

月刊『販促会議』2024年11月号は、宣伝会議デジタルマガジンでもお読みいただけます!そのほか「思わず買いたくなった」を生む心理テクニックと第16回「販促コンペ」の最終結果も掲載。「人が集まる、商品が売れる」アイデアと事例を多数紹介しています。

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