「上手な医療のかかり方」を伝える新CM 医療現場の負担解消を図る、厚生労働省

新大使に川栄李奈就任

厚生労働省は「かかりつけ医」の利用などを促す「上手な医療のかかり方プロジェクト」の新大使に女優の川栄李奈を起用した。約6年にわたって大使を務めたタレントの「デーモン閣下」は名誉大使に就任。二児の母親である川栄を起用することで現役世代や子育て世代にプロジェクトの認知拡大を図る。12日からは川栄が出演する新CMも公開している。

写真 人物 新大使に就任した川栄氏(左)と大臣官房審議官の森真弘氏

新大使に就任した川栄氏(左)と大臣官房審議官の森真弘氏

同プロジェクトは、2018年に開催された「上手な医療のかかり方を広めるための懇談会」でとりまとめられた「『いのちをまもり、医療をまもる』国民プロジェクト宣言!」を基に動き出した事業。医療現場では、夜間の時間外受診や休日受診の増加に伴い、急病人が後回しにされるケースや医療従事者の過剰労働などの問題が発生しており、「上手な医療のかかり方」を周知することで医療現場の課題解決を図る狙いがある。

同省は、夜間や休日診療は重篤な疾患のために存在することや、相談ダイヤルを活用することなどを呼び掛けている。毎年11月を「みんなで医療を考える月間」とし、テレビCMやWeb広告のほか、上手な医療のかかり方につながる優れた啓発活動を表彰するアワードや学生向けの出前授業なども実施してきた。

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