「上手な医療のかかり方」を伝える新CM 医療現場の負担解消を図る、厚生労働省

イメージ cmカット 川栄が出演する新CM「よかったけど、なんか気になる。」

川栄が出演する新CM「よかったけど、なんか気になる。」

同省は「『かかりつけ医』といった言葉自体の認識は広がってきたと認識しているが、行動変容を起こすにはより一層の周知と理解促進が必要だ」と話す。これまでは「デーモン閣下」が大使を務めていたが、医療機関の受診機会が多く、行動変容への取り組みが急がれる子育て世代などに効果的にアプローチするため、二児の母親でもある川栄を新大使に起用した。高齢者層も主要ターゲットとしており、現役世代や子育て世代に訴求することで、間接的にメッセージを伝えていく考えだ。

12日からYouTubeで川栄が出演する新CM「よかったけど、なんか気になる。」が公開。13日からはテレビ放映も開始した。「医療の現状」篇、「救急車」篇の2本立てで、川栄が日常で見かける場面や生活者の声に疑問を投げかけ、医療現場の現状への理解を促し、行動変容を呼び掛ける内容となっている。

「医療の現状」篇は、カフェで「喉が痛くなったので夜中に医者に診てもらった」という男女の会話を聞いた川栄が「よかったけど、なんか気になる。」と告げ、上手な医療のかかり方について伝えるストーリー。医者の働き方を見つめ直すきっかけを与える狙いだ。

「救急車」篇もカフェでの男女の会話場面からスタート。「母がちょっと熱を出したので救急車を呼んだ」という会話に対して「よかったけど、なんか気になる。」という川栄が、救急車を呼ぶか迷ったときには「#7119」に電話することを伝える。

両CMを通じて、日常的に起こる病気や軽いけがでの不要不急な時間外診療を減らすなど、上手に医療機関を受診することを考えるきっかけを提供したい考えだ。

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