定番商品は全体の7割 時代に合ったトレンド商品も入れていくことを意識
――「ラジオリビング」にはWebサイトもあり、電話とオンライン双方からの注文に対応できるようになっています。どちらからの注文が多いのでしょうか。
和久井:圧倒的に電話ですね。一番最初の放送が朝の5時50分頃から始まるのですが、商品が紹介された後に、次々と電話がかかってきて、最初の山が来る感じです。
粟野:比較的手頃な価格の商品は、すぐに申し込みが入るのですが、デザイン性のある高額商品などは、検討する時間が長くなるという傾向があります。例えば宝石のような商品は、ちょっとデザインを見たいのでサイトで1回確認してから改めて電話で注文という感じですね。
――年代的にはどのあたりが中心なのでしょうか。
和久井:60代が1番。次が70代でその次が50代。40代からの注文もかなり入るようになってきました。
――リピーター率はどの程度でしょうか。
粟野:商品によって違うのですが、例えば昔から定番人気を誇る「松前漬け」に関しては6割がリピーターの方です。
――全体のラインナップの中の定番と言われるものは何割ぐらいですか。
粟野:7割位でしょうか。季節商品などの定番商品は堅調に売れますが、最近は時代に合ったトレンド商品も入れていくということを意識しています。
――商品はどのように決めているのでしょうか。
和久井:実際に運営を担当しているニッポン放送プロジェクトの中に、アイテム、分野毎の担当がいます。その人たちが商品を探し、我々との企画会議を何回か経た上で、放送で紹介したり、カタログに掲載しています。
――ヘビーユーザーに対するサービスとして展開していることはありますか。
粟野:年に4回、カタログをお送りしています。カタログには放送で紹介していない商品を載せており、特別感を出しています。
――ラジオ通販とカタログショッピングの売上比率はどの位でしょうか。
粟野:正確な数字は申し上げられないのですが、カタログからの注文も多いです。
和久井:カタログの場合は、申込番号と金額、個数を書いてポストに投函というハガキでの注文が割と多いですね。
粟野:他には、リピーターDMというのも送っていて、 定番商品で顧客がついているものについては事前にDMで告知しています。これにもハガキがついていますので、放送前にたくさんの申し込みが来ます。
【ラジオリビングのカタログ】