10周年を祝うため、社内の「黒エビ」ファンが今回のグッズ化を企画。フォロワーからもグッズ展開の要望が多かったことから、ファンとのつながりをより強めることができると期待を寄せる。企画を担当したCalbee Future Laboデザインチームの森舞雪氏は「フォロワーだけでなく、社内外で様々な接点が増えていけば」と話した。
インハウスデザイナーがデザインを担当し、Tシャツやエコバッグ、スマホストラップなど全15種類のオリジナルグッズを作成。一部のデザインは「SUZURI byGMOペパボ」のキャラクター「忍者スリスリくん」とのコラボレーションも実現した。同社公式Xアカウントと「忍者スリスリくん」のアカウント上ではグッズ作成の舞台裏も投稿している。
10年間で多数のフォロワーを獲得できた理由について、アカウント運営者は「内容とタイミング」「誰も傷つけないこと」「『バズり』を狙わないこと」の3点を心がけ、読み手側に立った投稿を重視したとしている。何気ない投稿を介しての双方向のコミュニケーションに重きを置き、プロモーションとしての利用は最小限に留めたことが奏功。「企業アカウントでありながらも、気軽に話しかけられる存在でありたいと思っており、『黒エビ』はそれに一役買ってくれている」と話した。