「勤労感謝の日」にチョコを贈る新習慣 職場のコミュニケーション向上が見られたロッテ

来期は他社や店頭とも連動図る

ロッテは、同僚同士で日頃の感謝やいたわりの言葉を、チョコレートを介して伝え合う「労チョコ(いたちょこ)」を企画した。11月18~22日を「勤労感謝week」と称し、18日に社内で「労チョコ配布イベント」を実施。ガーナチョコレートにのしを巻いて作った「労チョコ」にメッセージを添え、同僚同士で渡し合った。職場でのコミュニケーションに課題を感じている人が多い中、チョコレートをシェアする新習慣を通じて解決する目的で、来期以降は他社や店頭との連動も図る。

イメージ 11月18~22日に実施した「労チョコ配布イベント」

11月18~22日に実施した「労チョコ配布イベント」

ロッテの調査によると、「勤労感謝の日」に感謝の言葉を伝えるなどの行動をしている人は1割程度で、1週間以内に職場でいたわりの言葉をかけられた人も3割未満だった。一方、職場でチョコレートをシェアすることでコミュニケーションが活発化すると考える人は半数以上に達し、チョコレートがコミュニケーションの一助となる可能性があることが分かった。

ロッテは、「勤労感謝の日」を家族だけでなく、職場の仲間同士でも日頃の感謝を伝え合う日にしたいと考え、同企画を考案。「勤労感謝week」の初日である18日に、ロッテ社内で「労チョコ配布イベント」を初めて実施した。チョコレートによって社員満足度を高める狙いがあり、当日は「労チョコ」を本社や中央研究所に2900枚設置した。

昼の時間帯では約100人の社員が同僚や上司部下へのメッセージを書くために立ち寄ったという。メッセージをその場で渡す人のほか、贈るために持ち帰った人も見られた。イベントに先駆けて、社長や役員も「労チョコ」に参加し、それぞれ社員へのメッセージを記した。

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