メディア露出量を担保してもその後の取材に繋がらない…
商品・サービスを多くの人に認知してもらい、なおかつヒットさせるためには欠かせないメディア露出。プレスリリース配信サービス(ワイヤーサービス)を利用し、常に一定のメディアへの掲載を担保するかたちでPR活動やプロモーションを行う企業がほとんどだ。
しかし、多くの企業が利用するワイヤーサービスには膨大な量のリリースが配信されているのも事実。せっかく自社が配信したリリースが埋もれてしまったり、取り上げてもらいたいメディア担当者の目に留まりづらいと感じているPR担当者も多いのではないだろうか。
さらにPRは社内で1人しか担当がいない場合や、他の業務を兼任している担当者も少なくない業務領域。メディアとの濃いコミュニケーションをとりたいと思っても、そこに手が回らなかったり、企業側のPR担当異動によってメディア担当者の連絡先が引き継がれていなかったり、といったことが日常茶飯事だという企業も多いだろう。
ここまで述べたようなPRを取り巻く課題は、総合PR代理店として56年もの間、企業のPRをサポートしてきたユース・プラニング センターにも相談として多く寄せられている、と同社の川上梨紗氏は話す。
「PR活動はメディアに露出するための必要不可欠な業務ですが、社内の都合によって、これまで培ってきたメディアとの関係性を希薄にしてしまう可能性もある領域でもあります。この課題に対するご相談はかなり多くいただいていますね。さらに、ワイヤーサービスでリリースを配信しているPR担当者さまからは、メディアへの露出量を担保できていたとしても、そのリリース情報を深掘りする取材には繋がりにくく、PR効果を実感しづらいというご相談も増えてきました。もちろん、メディアの目に触れる“量”も大切なのですが、その後の取材に繋がりやすい、“質”の高いPR活動を求める担当者も多くなっている印象です」(川上氏)。
“Press Camp” はいわゆる「ワイヤーサービス」ではなく、デジタル上で完結できる新PRシステム
メディア担当者と直で繋がり質の高いPR活動を実現
前述のような、ユース・プラニング センターに集まってきたPR担当者からの課題の声を踏まえ、同社がローンチしたのが「Press Camp」というサービス。これまでのワイヤーサービスとは異なり、メディアへの露出量ではなく、メディアの担当者と直接繋がることで質の高いPR活動を行うことができるのが最大の特徴だ。また、企業広報とメディアのコミュケーションの間に、PR会社である同社が介入することがないのもポイント。取り上げてほしいメディアの担当者と直接やり取りするからこそ、最適なメディアマッチングが成立するほか、プレスリリース・取材案内状配信やそれに伴うメディア担当者とのやり取りもスムーズに進めることができる。
「このシステムが成り立つ理由には、Press Campの“ルーム”機能が大きく関係しています。“ルーム”とは、利用登録企業が“プレスリリースなどの企業からメディア担当者に向けた情報を蓄積できる部屋”のようなものです。言うなれば、Press Campというアパートに、各登録企業のPR情報が蓄積されていく専用部屋(ルーム)がいくつも存在しているようなイメージです。当社が皆さま専用のPR情報のお部屋を貸しているような形ですね。PR担当者さまは自社専用ルームにてプレスリリースなどを配信し、なおかつ当社が56年間培ってきたメディアリストにも直接お送りできる仕組みです。送付するメディア、編集者は利用者自身で選択できます。これまでのワイヤーサービスへのリリース配信が、“埋もれないように、メディアに情報が見つかる努力をするもの”だとしたら、Press Campは“メディアに見つかってほしい情報を直接届けられるもの”と言えます。メディアマッチングの効率は、これまでよりもグンと上がるはずです。とはいえ、露出量の担保ももちろん重要です。ワイヤーサービスと併用してもらうと、より効果が実感できると思います」(川上氏)。
PRにコスパの概念 “ここぞ”で使えるPress Camp
Press Campを使いこなすまでの4ステップ
ルーム内でメディアの担当者と直接やり取りできるとはいえ、肝心なのはルーム開設やメディアリストへの送信の価格。冒頭で述べたように、1人でPRを担当している企業や複数の業務を兼任している担当者にとっては予算を十分に割けないことも多いはずだ。さらに、通常PR会社が代行すると、契約内容にもよるが数十万円以上がかかってしまう現状もある。
しかし、Press Campはコストパフォーマンスが高いことも特長のひとつ。ルームの利用料金は1ルームあたり月額2万円、先述のメディアリストへの配信は1回のリスト使用につき5万円と、計7万円で届けたいメディア担当者にダイレクトに情報を送信することができる。プレスリリース配信サービス(ワイヤーサービス)のように、不特定多数に向けたリリース配信ではなく、届けたい情報を届けたいときに配信することが可能なため、結果的にコストパフォーマンスが高まるのだという。
また、先述のメディアリストはPress Camp側で随時アップデートをかけていると川上氏は続ける。古いリストになることなく、まさに現在進行形のメディア担当者に対してコミュケーションをとることもできるのだという。
「これまでコストを理由に十分なPR活動をすることが難しかった中小企業やブランドでも、“ここぞ”というときに確実にメディア担当者に届けることができるのは、これまでのワイヤーサービスとは違う部分です。これまでのPR業務のムダも削減し、業務効率化にも繋がると思います。そもそもこのPress Campは、“コストの問題でPRできない企業をなくす”というミッションをもって開発されたサービスでもあります。まだローンチしたばかりですが、誰でも、簡単にPR活動ができるようなサービスに成長させていきたいです」(川上氏)。
お問い合わせ
株式会社ユース・プラニング センター PRESS CAMP事務局
URL:https://www.press-camp.jp/
EMAIL:presscamp@ypcpr.com