「買う身になって」という原点に共感
──数ある選択肢の中でなぜMizkanへ?
そんな折にMizkanに声を掛けてもらい、企業理念にぐっときたんです。「買う身になってまごころこめてよい品を」、そして「脚下照顧に基づく現状否認の実行」。常にお客さま第一で、現状を改革し続ける考え方は、営業時代から私が大切にしてきたことと、ぴたりと重なったのです。また、高木さんとの仕事を通じて、消費者により高い価値を提供できる、協業の面白さに目覚めました。
転職するなら、いろいろ協業が試せるように、商品をたくさん持っているとか、ビジネスに幅がある事業会社がいいと思っていました。2023年に入社し、マーケティング本部長として180人ほどの組織を束ねています。みんな、会社を良くしたいという思いにあふれた人ばかり。でも、あえて厳しく言うなら、顧客理解が不十分だと思います。
いまMizkanの商品Aが売れているのはなぜか。ある会議で「消費者がミツカンの商品BからAに流れた」との分析が出ましたが、それではメーカー視点なんです。「例えば、うどんを簡単においしくつくりたい人が増えて、その課題を解決できるのがBではなくAだった」など、消費者のニーズと課題を真ん中に置いた分析を出してほしいのです。今後も組織に消費者視点が浸透するまで取り組みます。私は「買う身になって」という原点に共感しMizkanに来たわけですから。
──ありがとうございました。
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