40年以上続いた「東レキャンペーンガール」終了、山口智子が語る広告を展開

東レは11月6日、1981年から続く「東レキャンペーンガール」の起用を12月31日をもって終了すると発表した。同日繊研新聞に、1986年にキャンペーンガールを務めた俳優の山口智子を起用した新聞広告「風を起こそう!」を出稿。山口さんの視点から、「東レキャンペーンガール」への想いをつづった。

イメージ 広告 キャンペーンガールを務めた俳優の山口智子を起用した新聞広告「風を起こそう!」

背景には、変化する社会や環境に合わせた戦略のもと、同社のグローバルでのコーポレートブランディング強化していく意図がある。東レは「東レキャンペーンガールは一定の役割を果たしたと判断」したとしている。

11月16日から30日まではJR東海道線の東京駅や山手線の原宿駅などで交通広告も展開している。

イメージ 広告 キャンペーンガールを務めた俳優の山口智子を起用した新聞広告「風を起こそう!」
イメージ 広告 キャンペーンガールを務めた俳優の山口智子を起用した新聞広告「風を起こそう!」

本企画のクリエイティブディレクターを務めたのは、渡辺潤平社の渡辺潤平氏。広告の意図について、次のように話している。

「東レがキャンペーンガールを終了する。私たちでさえ少なからず驚いたこのニュースを、かつてキャンペーンガールとして時代を彩った方々は、どんな想いで受け止めるのか。そんな興味から生まれた企画です。1986年にキャンペーンガールを務めた山口智子さんに、時代背景について、当時の活動について、そして、その後の生き方について、たっぷりとお話を伺いながら、『キャンペーンガールとは何だったのか?』を見つめるきっかけとなるような広告を目指しました」。

「東レキャンペーンガール」は、1981年に「東レ水着キャンペーンガール」として起用を開始。当初は東レグループの水着用素材の拡販に繋げることを目的としていた。2015年からは現在の名称に変更。東レグループの事業活動の顔として、水着素材に限らずさまざまなスポーツシーンやライフスタイル全般に向けた素材・製品の販売促進へと活動の場を広げてきた。

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スタッフリスト

企画制作 渡辺潤平社、西岡ペンシル、amana
CD+C 渡辺潤平
C+出演 山口智子
AD 西岡ペンシル
Pr 古川友梨、森洋平
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PM 永井うらら、橋本安由子
撮影 伊藤彰紀
ST 服部昌孝
ヘア hiro TSUKUI
メイク 早坂香須子


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