制作にあたってテスト授業を実施。今年5月から、東京都足立区立扇中学校1年生、大阪府立泉陽高等学校2年生にて、総合学習の時間に担任や保健・体育の教員が授業を行った。
授業を受けた生徒たちからは、「歯みがきをする理由がわかり、日々のケアが大切だと思った」「学校がある日は何もケアをしていなかったが、学校でもできるオーラルケアを見つけられた」などの感想が寄せられた。「みんな意外と定期健診に行っていた」「他の人がどうしているか知ることができて良かった」といった感想もあった。
テスト授業を体験した足立区立扇中学校の教師からは、「一方的な説明だけでなく、ワーク(設問)もあり、生徒たちが楽しんで授業に参加していた。今回の授業をきっかけにオーラルケアの重要性を理解してもらえると期待する」という声が寄せられた。
これらの声を参考に、教材を改良した。「効果的な授業のためには、生徒たちの関心を惹きつけることが必要」という現場の教員のアドバイスを基に、一方的な説明だけではなく設問を加えたほか、一般的には知られていないオーラルケアに関する歴史や新習慣も記載。「よく噛んで食べることは集中力向上につながる」「奥歯で力強くかみしめられることは運動のパフォーマンス向上につながる」など、中高生の生活に密着した情報も追加した。
本教材は「持続可能な社会創生のための教育を実践する現場の教員と生徒を応援するプロジェクト」である「SDGs for School」を運営する「Think the Earth」と共同制作した。「SDGs for School」とつながりがある教育関係者をはじめ、将来的には全国の中学校・高校で本教材が活用されることを目指す考えだ。
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