フロンティアインターナショナル、企業理念を刷新 生活者の「未体験」を創造する企業へ

リアルイベントが得意領域のイメージが強いフロンティアインターナショナル。しかし、このほど自らの領域を拡大し、イベントに留まらない、「総合マーケティングプロモーション支援企業」を目指すと方針を打ち出している。リアルからデジタルまで、幅広い方法で提供される「体験」の創造に注力していくと話す同社は、今後どのような企業に進化していくのか。

第二創業期に突入イベントだけじゃない会社へ

写真 人物 集合 フロンティア インターナショナル 第四営業本部 第3プロデュース部 プロデューサー 北澤翔平氏、第1プロデュース部 プロデューサー 濱田尚弥氏、 第2プロデュース部 プロデューサー 別所健太郎氏、第2プロデュース部 アシスタントプロデューサー 藤井太陽氏

(左から)フロンティア インターナショナル 第四営業本部 第3プロデュース部 プロデューサー 北澤翔平氏、第1プロデュース部 プロデューサー 濱田尚弥氏、 第2プロデュース部 プロデューサー 別所健太郎氏、第2プロデュース部 アシスタントプロデューサー 藤井太陽氏

フロンティアインターナショナルは2023年に企業理念を刷新。35期目を迎えたことを機に、これまでのイメージとして強いイベントや店頭販促活動だけではなく、広く「体験」を創造する会社へと生まれ変わった。そんな同社が新たに掲げているのは「未体験開拓業」という位置づけだ。

同社 プロデューサーの北澤翔平氏は、「体験」の創造へと価値をシフトさせたのはコロナ禍の影響が大きかったと話す。

「コロナ禍では当社の得意領域であるリアルイベントが厳しい状況に立たされることになりました。しかしコロナで“体験” の捉えられ方が変化したのも事実。リアルだけではなく、デジタルで触れる“体験” にも注目が集まりましたよね。そういう意味でもコロナ禍は“体験” の幅を広げるきっかけにもなった印象です。

とはいえアフターコロナにはデジタルでの体験に加えてリアルでの“体験” の価値も再認識され、より一層求められるようになりました。当社はこれまでも、イベントを通して体験を提供することを生業としてきましたが、このように“体験” の価値がますます拡がりを見せる今に対応する必要もあります。

そこで新しく位置付けたのが『未体験開拓業』としてのポジション。“未体験を開拓し、すべての人の経験にする。”というミッションのもと、自分自身・顧客・世の中の“未体験” を創ることで人の心にきっかけを生み出し、最後には社会をより良い方向に変えていけるような“体験創造” 会社を目指します」(北澤氏)。

コンサルから企画まで体験創造をトータルサポート

イベントだけではない体験創造カンパニーへ進化を遂げたフロンティアインターナショナルは、コンサル、デジタルをはじめ、ヒューマンリソース、マーケティング、クリエイティブ領域に至るまで幅広い機能を有している。実際にリアルイベントだけではなく、デジタルに特化した企画がコンペを通過して実現するなど、リアルデジタル問わず“体験” づくりに強いのが特徴だ。

「リアルイベントを強みとしてきたフロンティアインターナショナルですが、今や私たちの提案の中にイベントが1つも入らない事例もあるんです。それでコンペを獲得する案件も増えています。これもコロナがあったからこそだと考えていて、常に“体験” に向き合ってきたからこその流れだと思っていますね。リアルだけではない領域でも、勝負できるようになってきているのを強く感じます」(濱田氏)。

同社の強みはそれだけではない。企画力だけではなく、そのアイデアをゼロから具現化する実現力にも特長があった同社だが、昨今強化しているのがコンサルティング。これまで培ってきたノウハウや知見を活用し、クライアントの相談にのるところから柔軟に対応することができる会社へ成長しているのだという。

「我々フロンティアインターナショナルは年間で2500件ほどの案件を進行、実現まで繋げており、様々なマーケティング課題に対して、当社が持つ機能を最大限に活用し、課題解決に努めます。どんな些細な相談からでも、実績から答えを出し、企画、実現まで繋げられる強い会社になってきていると思いますね」(別所氏)。

また同じ部署で企画を担当する藤井氏も、イベント会社の領域を超えた柔軟性は他社にない強みなのではないかと続ける。

「コンサルティング要素や企画の他にも、当社にはプロモーション全体の戦略を設計できるストラテジストやブランディング担当、クライアントの要望を一番理解している営業がいます。そう考えると、“体験”を基軸にしたプロモーションのトータルプロデューサーがフロンティアインターナショナルには揃っていると言っても過言ではないと思いますね。また、クライアントの成し遂げたいことを誰よりも理解して、すぐに実行に移せることも強みです。相談をいただけたらその場で即決できることも多いので、そういった柔軟性も高いと思います」(藤井氏)。

リアルイベントだけではなく、デジタル。さらには企画や実現の域を超えてコンサルティング機能も兼ね備えたフロンティアインターナショナル。“脱イベントだけの会社” として、“体験” を起点にしたトータルプロデュースの会社を今後目指すとしている。

フロンティアインターナショナルが手掛けた成功事例

① SAKURA CHILL BAR by 佐賀
(クライアント:佐賀県)

SAKURA CHILL BAR by 佐賀


2018年から実施している「SAKURA CHILL BAR by 佐賀」は、桜の花びらが“舞い散る” 中で、“チルアウト” な体験ができるコンセプトバー。佐賀の日本酒と名産おつまみを楽しむだけではなく、室内には大きな桜の木と120万枚の花びらが敷き詰められた「桜風呂」を設置。120万枚の桜の花びらに埋もれて写真が撮影できる「体験できる花見」を実現した。フロンティアインターナショナルでは事業会社だけではなく、自治体からの相談も多いという。

② adidas SUPERNOVAここちよ~いらんすて
(クライアント:アディダス ジャパン)

adidas SUPERNOVAここちよ~いらんすて


本企画は、アディダスから走ることを楽しむための “心地よさ” を提供するランニングシューズ「SUPERNOVA」が発売されたことを機に実施。ランニングステーションとして、「SUPERNOVA」を試し履きして走りを体感できるようにした。会場はランステ&サウナ施設のととけん。“心地よい” に掛け、サウナでととのう体験も併せて提供した。内装にも柔らかい資材を使用することで “心地よさ” を演出するなど、ただ試し履きをする場としてだけではなく、「SUPER NOVA」の世界観を体験できるポップアップスペースとした。

③ 「崩壊:スターレイル 1st Anniversary Carnival in MIYASHITA PARK ~どんな宇宙でも巡り会える~」
(クライアント:HoYoverse)

「崩壊:スターレイル 1st Anniversary Carnival in MIYASHITA PARK ~どんな宇宙でも巡り会える~」


MIYASHITA PARKで実施された本イベントは、「崩壊:スターレイル」という人気ゲームの1周年を記念して行われたもの。参加者であるファンの期待に応えられるよう、世界観を忠実に再現することに注力したという。さらにクライアントのHoYoverseは中国を拠点としている企業。外資系の企業とも直接やり取りして、イベントを成功させている実績もフロンティアインターナショナルには多数存在している。

お問い合わせ

株式会社フロンティアインターナショナル

URL:https://www.frontier-i.co.jp/
EMAIL:info@frontier-i.co.jp

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