1960年代の広告など印象的な作品を多数展示
電通と吉⽥秀雄記念事業財団は、「理屈を超えた広告」をテーマにした展⽰イベント「なんか伝わる広告展」を、アドミュージアム東京(東京・港)で12⽉6⽇から25⽇まで開催する。単なる情報伝達ではなく、「言外の意味」や「余白の美」といった心に響く「なんか伝わる」広告を紹介する。定休日は日曜日と月曜日。クリスマスシーズンと重なっていることもあり、1万人以上の来場を見込んでいる。
様々な年代の広告を展示している「なんか伝わる広告展」
最近の広告制作では論理や効率が重視されているが、同展では言語化は難しくても見た人の感情に訴えかけるような「なんか伝わる広告」を展示しており、アドミュージアム東京のアーカイブ資料から約30点の広告が選ばれた。サントリー角瓶の「ココロはコロコロ変わらない」、としまえんの「あなたも1日で心臓に5センチも毛が生える!」など、様々な年代の印象的な作品が展示された。30点の広告とは別に、CMなどの映像も約17点公開している。
様々な体験企画も用意。「『なんか』伝わる広告カルタ」は表面に「伝えたいこと」、裏面に「なんか伝わる広告」が描かれた20枚のカルタで、眺めているだけでなく、皆で楽しめる体験コンテンツを提供することで、口コミやSNSでの拡散効果も期待している。