宣伝会議が主催する、100社を超える企業のマーケティング責任者が集うコミュニティである「CMO X」では、CMO X LABと題して、企業視察などブランド体験ができる交流会を定期的に開催している。
2024年11月には、「CMO X」のメンバー有志がPAPABUBBLE中野店に集合。「CMOX」メンバーの一人である、PAPABUBBLE JAPAN代表取締役CEO 越智大志氏協力のもと、職人による飴づくりの視察と体験を行った。
最高の顧客体験を提供し、ブランドビジネスの好循環モデルを回す
PAPABUBBLE JAPAN代表取締役CEO 越智大志氏の挨拶から会がスタート。日本市場におけるブランドのこれまでの取り組みについてプレゼンテーションがあった。
PAPABUBBLEは、スペイン発のキャンディブランド。美しい「光沢」にこだわる手づくりのキャンディなどで、2005年に日本に上陸して以来、ファンを増やしてきた。今回、CMO Xメンバーが飴づくり体験をした中野店は、日本上陸時の第1号店。現在、PAPABUBBLEは国内に22店舗を展開する。
2023年4月にPAPABUBBLEのCEOに着任した越智氏は、競合が多いキャンディ市場で、手づくりだからこそのPAPABUBBLEの独自性を改めて明確に伝える必要があると考え、ユニフォーム・ギフティング・ストアデザインを一新。「ワクワクしなくちゃお菓子じゃない」というタグラインを掲げた。
“ワクワク”という言葉が表すように、PAPABUBBLE JAPANが大事にしているのは「体験」だと越智氏。職人が見せるパフォーマンスと、商品を手づくりしているという特徴を掛け合わせながら、高付加価値の商品を提供している。
そして、同社の高付加価値の商品を支えるのが、「人」の存在。越智氏は「働くメンバーが主役となり、最高の顧客体験を提供しながら、ブランドビジネスの好循環モデルを回す挑戦を続けている」と考えを語った。