共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営するロイヤリティ マーケティングは16日、Ponta会員基盤と連携する独自ブロックチェーン「MUGEN Chain(ムゲンチェーン)」の構築を発表。同日、「MUGEN Chain」を活用したWeb3プラットフォーム「MUGEN Portal(ムゲンポータル)」の提供を新たに開始した。
「MUGEN Portal」は、生活者・企業・社会に新たな価値を提供するWeb3プラットフォーム。Ponta会員は会員IDでログインすることで誰でも簡単に接続でき、「MUGEN Portal」上で提供されるさまざまなサービスを利用できる。
またロイヤルティマーケティング社は「MUGEN Portal」を利用するユーザーのオンライン・オフラインの行動を対象に、NFTを発行する。これにより、点在していた消費行動を結びつけ、これまで以上に生活者のニーズを捉え、企業に対して、Web3技術を活用したマーケティング支援の強化に取り組んでいくとしている。
「MUGEN Portal」上では、サービス第一弾として「みんなの応援実績」機能を提供し、ロイヤリティマーケティング社や「MUGEN Portal」参画企業のサービスにおける、ユーザーごとのサステナブル領域の貢献活動を可視化する。
本機能と連携するロイヤルティマーケティング社のSDGsアプリ「Green Ponta Action」は、従来、アプリ収益の一部をサステナビリティ活動に取り組む各種団体に寄付を行ってきた。
同アプリではユーザーに対して寄付金額や寄付先団体の活動を報告していたものの、ユーザーにとっては自身の行動による寄付への貢献度が見えづらいという課題があったという。
今回、MUGEN Portalにブロックチェーン「MUGEN Chain」で記録したユーザーごとの寄付への貢献金額を表示し、ユーザー全体およびユーザー一人ひとりの貢献度を可視化。さらに、ユーザーの貢献金額に応じて、NFTやPontaポイントなどの特典をプレゼントする。
また同時に、ジオフラ社が提供するスマホアプリ「プラリー」が本機能に参画する。
「プラリー」は移動距離と歩数でポイントが貯まるアプリ。ユーザーが移動や広告閲覧などでためた移動ポイントをPontaポイントに交換すると、プラリーが得た収益の一部が寄付に充てられ、本機能ページ内に貢献金額として表示される。
MUGEN Portalへの接続方法
Web3サービス利用のハードルを下げるため、すでに保有しているPonta会員IDで「MUGEN Portal」にシームレスにログインできる仕組みを提供する。