阪神・淡路大震災が発生した神戸から発信
自社開発商品の通信販売などダイレクトマーケティング事業を展開するフェリシモは、災害時に備えつつ平時もおいしく食べられる非常食セット「備蓄でお守り KOBE BOX2」を12月17日に発表した。同日から2025年3月31日まで予約を受け付ける。
来年で阪神・淡路大震災から30年の節目を迎える神戸に、1995年9月から本社を置くフェリシモ。当時の復興支援と、その後に全国各地で起きた数々の震災と復興に関わる中で、「これまで」を教訓として生かし、未来へつなぐ「これから」の備えを呼びかける「みんなのBOSAIプロジェクトもしもしも」という防災シリーズを展開してきた。そのひとつが、2023年12月に企業5社と共働して発売した『備蓄でお守り KOBE BOX』だった。
第2弾となる今回は、前回の倍となる10社の賛同を得たことで、おいしさとバリエーションが増し、栄養バランスも向上した。
「商品開発にあたり、被災地域にお住まいのお客様約500人にアンケートを実施した。『とにかくお米が食べたかった』『野菜不足で便秘に。食物繊維が欲しかった』『しんどい気分をちょっとだけらくにしてくれるおやつ、大事でした』などリアルなお声に耳を傾けることから始めた」(会員サービス部部長・武智直久氏)