園児のパパママ向けのフリーマガジン「あんふぁん」「ぎゅって」を発行、公式サイト「&あんふぁん」を運営するするこどもりびんぐは、新規顧客開拓の一環で2023年から宣伝会議のイベントに協賛しています。講演のほか、同誌への広告掲載や開催イベントのブース出展社を得るなどの商談で実績を上げています。プロモーションデザイン部部長の森淳子氏に、同社の取り組みと宣伝会議に対する今後の期待について話を伺いました。
- 幼稚園配布「あんふぁん」、保育園配布「ぎゅって」2誌の発行部数は計108万部超
- 広告主に対しては誌面掲載にとどまらないプロモーションやリサーチ事業など複合的な施策を展開
- 講演テーマは「顧客理解」。豊富な「幼稚園・保育園児と家族」に関するデータと事例を紹介
- 今後の事業展開としては、商品やサービス開発などの新規事業にも注力
- 宣伝会議には、従来の講演形式ではない、気軽に参加できる名刺交換会での接点に期待
発行部数計108万6629部の幼稚園・保育園配布フリーペーパー発行
――こどもりびんぐの事業内容について教えてください。
森:こどもりびんぐは、小学館グループの一員として2020年5月から事業をスタートしました。幼稚園・保育園をステージとした子育てファミリー向けメディア事業、プロモーション・イベント事業、リサーチ事業などを展開しています。
こどもりびんぐ 事業本部プロモーションデザイン部部長 兼 新事業開発室 森 淳子氏
幼稚園配布のフリーマガジン「あんふぁん」、保育園配布のフリーマガジン「ぎゅって」、先生に向けたフリーマガジン「園ふぁん with 新幼児と保育」の発行をはじめ、子育てファミリーに向けたWebメディア「&あんふぁん」を運営しています。「あんふぁん」と「ぎゅって」の総発行部数は計108万6629部。日本ABC協会発行のレポートで「日本で一番読まれている子育て情報誌」として認定されています。
広告は当社で記事を作成するタイアップ広告がメインです。記事の内容も読者の生活スタイルを反映して、パパとママが登場する事も増えてきました。「あんふぁん」と「ぎゅって」の読者は生活スタイルが異なります。特に子ども過ごす時間にも違いがあるので、記事内容を「あんふぁん」「ぎゅって」それぞれの読者に合わせて変えています。
両誌とも基本的には会員である園児の読者ファミリーに取材協力を依頼しているほか、表紙や広告・記事などへの登場、商品のモニターなどに参加していただいています。
※2023年度発行部数
「あんふぁん」「ぎゅって」を通して、サンプリングやイベントなど、幼稚園・保育園を舞台としたさまざまなプロモーションの実施が可能です。首都圏・関西の園を訪問する巡回スタッフがヒアリングした、幼稚園の先生や保育園の保育士の声を施策やPR活動に反映させています。
またリサーチ事業として、ママ・パパ、保育士などの有資格者に対し、Web調査・発表を行っています。広告主からも、「ただ誌面に掲載する」だけではなく、付加価値を求められる事が多くあり、プロモーション事業やリサーチ事業では「園とのつながり」といった複合的な施策を展開しています。
宣伝会議主催のイベント出展のきっかけ
――2023 年から宣伝会議イベントにご出展いただき、2024 年もご利用いただきましたが、その理由について教えてください。
森:リード獲得目的で、宣伝会議のイベントに出展しました。企業様向けの当社主催のウェビナーなども開催していましたが集客に課題を感じていました。
また「あんふぁん」「ぎゅって」を知らずリーチできない層へのアプローチも課題でした。実際に幼稚園児、保育園児がいる家庭での認知率は高いのですが、流通していないクローズドのメディアなので、広告主や広告会社の方でご存じない方も多く、広く知っていただきたいと感じていました。
宣伝会議のイベントは参加者が多く、広告主や広告会社など当社のターゲットに合致しているので魅力を感じ出展しました。
――講演の際に工夫しているポイントを教えてください。
森:セミナーでは毎回「顧客理解」枠で講演しています。こどもりびんぐの強みはフリーマガジンやWebを通して「幼稚園・保育園児と子育の家族」に詳しいこと。
そのため講演のタイトルは、「データから読み解く、家族の姿&子育て層に届くコミュニケーションとは?」(アドタイ・デイズ2024(春)オンライン」、「データから読み解く子育てファミリーのリアルとプロモーションの成功事例」(宣伝会議主催ウェビナーイベント「宣伝会議サミット2024(夏) オンライン」などで、強みを強調しています。
当社はリサーチ事業の一環として、子育てファミリー、保育士などの有資格者に対しWeb調査を行っています。アンケートは「実利用」や「実感」を中心に集計し、毎年「ママ・パパ・園児のデータ集」として発行しているので、講演でも当社が持つ事例やデータを中心にお話をしています。
また講演後にはアンケートの記入をお願いしています。質問の内容は「イベント、誌面への広告掲載、Webなど、当社の事業のどこに興味があるか」「御社はどのような商品をもち、どこに課題を感じているか」をお聞きしています。
――講演後の反響はいかがですか。
森:誌面でのタイアップ広告掲載や、グループ会社である小学館と共催したファミリー向けイベントでのブース出展で成約実績があります。
今後の展望と、宣伝会議に期待すること
――今後の展望と、宣伝会議に期待することについてそれぞれお聞かせください。
森:メディアにとどまらない展開に力を入れていきたいです。そのため、今年、新規事業室を立ち上げました。他企業様とのコラボなども含めて何か一緒にできないか模索しているところです。
当社では「everyday with a smile」「たくさん笑おう」をミッションに掲げており、園児親子、ファミリー、園もみんなを笑顔にしたいと考えています。新規事業として現在稼働しているのは「あんふぁんぎゅってでんき」という園の電気料金が安くなるサービスを電気供給会社とともに行っています。また9月に予約開始したあんふぁん・ぎゅって監修「親子おせち」は「子どもがおせちを食べない」という声から生まれました。子どもにも食べやすい料理を18種詰めて、おせちのいわれが一目でわかる「ピック」、いわれがまとまった「お品書き」が付いていて親子でおせちについて学べるしかけになってます
将来的には、園や園の先生用に役立つ商品や自治体の機運醸成や啓発活動、ファミリー向けイベントの周知など、自治体のファミリー向け事業のお手伝いもまだまだやれることがあるのではないかと思案中です。
――宣伝会議に期待することをお聞かせください。
森:イベント以外にも名刺交換できる場があればいいと思います。講演やウェビナーのように準備が必要なく、気軽に参加できる場が欲しいです。
――森様、この度は取材協力をいただきありがとうございました。
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