シニアビジネスの事業支援をするOmelette、宣伝会議のイベント出展で大手広告主との協業機会創出を実感

シニア向けSNS「らくらくコミュニティ」を用いてシニアビジネスの事業支援をするOmelette(オムレツ)は、顧客拡大施策の一環として、宣伝会議主催イベントへの出展・協賛をしています。同社の羽野仁彦代表取締役に、イベント協賛のポイントや登壇しての反応などについてお伺いしました。
 
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記事のポイント
・シニア向けSNS「らくらくコミュニティ」の会員数は国内最大級の290万人
・大手ブランドにアプローチをしたいという理由から宣伝会議のイベントへ出展
・シニアに関するデータを持つ専門家としてイベントに登壇することでポジションを築く
・宣伝会議のイベント出展では、大手広告主との商談創出を中心に成果を実感
・今後は「シニア×デジタル」をテーマに一緒にチャレンジしてくれるマーケターとの出会いに期待

シニア向けスマホメディア「らくらくコミュニティ」とは

――まず、事業内容について教えてください。

羽野: Omeletteは企業や個人の中に眠るアイデアの商品化・事業化を支援する各種事業を展開しています。その中でメディア支援のひとつとして、シニア向けスマートフォンメディア「らくらくコミュニティ」の運営を支援しています。

「らくらくコミュニティ」は国内で約290万人の会員数を持つシニア向けのSNSで、富士通コネクテッドテクノロジーズ(当時、現FCNT)が2013年にサービスを開始しました。共通の趣味や話題を通して会員同士が交流できるもので、NTTドコモのらくらくスマートフォンにプリインストールされています。

写真 人物 プロフィール 羽野仁彦氏

代表取締役 羽野仁彦氏

当社が「らくらくコミュニティ」の運営に携わるきっかけは、約10年前にFCNTとNTTドコモからの「シニア向けビジネスで使いたい」という相談からでした。そのため2017年より協力関係にあります。

スライド らくらくコミュニティアプリはプリインサービス

シニアマーケティングに関心のある層にアプローチ

――マーケティング戦略について教えてください。

羽野:「らくらくコミュニティ」は60~70代の方に多く利用されており、その9割ほどがらくらくスマートフォンの利用者です。

シニア層はこれまでの人生経験から、すぐに行動を起こさず慎重な姿勢で検討する特徴があります。そのため当社としてはシニア層に対してスマホを通して丁寧な長期接点を構築しています。「長期接点構築」、「機能訴求よりもメリット訴求」、「サンプリングなどによる体験」が有効です。

シニアマーケティングを手がける会社はまだ限られています。そのため、興味を持っている方にくまなく営業することが最も効率的です。セミナーに参加した会社に資料請求を促すなどのBtoBマーケティングに注力していました。

スライド らくらくコミュニティのユーザーの基本属性

マーケターが関心を持つテーマについて話す

――宣伝会議のサービス利用を決めた理由についてお聞かせください。

羽野:大手ブランドに対してアプローチしたいという希望がありました。広告代理店に営業してもらう案が挙がったのですが、代理店もシニアマーケティングの経験がないので、クライアントが特に希望しない限りはシニアマーケティングを勧めない傾向がありました。そのような中、FCNTを通して宣伝会議のセミナーなどのイベントに出演するという話になったのが、お付き合いのきっかけです。

――宣伝会議のサービス活用にあたって、工夫した点をお聞かせください。

羽野:宣伝会議のイベントの対象は新聞、テレビ、OOH 、アドテクノロジー系企業から、我々のようなシニアマーケティングというような幅広いターゲットを対象にしています。我々としては幅広い参加者が来場することを意識しています。そういう人たちが気になるキーワードをなるべく出すようにしています。

例えば「親子」。親子というと普通は「お母さんと小学生」を思い浮かべると思いますが、我々が対象にしている親子は「80歳代の親と60歳代の子」で、両方とも高齢者です。「親」は介護や終活に入り始めており、「子」には孫もいて、まだ現役でバリバリ働いているという「親子」が対象です。

イベントの参加者も含め、一般的には「シニアで親と子」というとまだまだ見えていないターゲットです。そのため我々としてはそれをフックに、2024年6月に開催された宣伝会議の無料オンラインセミナーで「データから見える意思決定プロセス~親と子の2世代コミュニケーションの重要性~」をテーマにした講演を行いました。

この講演だけでなく、実際の話はデータを多く取り入れています。我々が持っている知見と経験を共有することにより、宣伝会議のイベントを通してシニアマーケティングのポジションを築きたいと考えています。

ネットワーキングイベントに参加する際は、代理店よりも事業会社に積極的に話しかけにいくことと、取締役や執行役員のような経営視点を持つ人やターゲットを自分で選定できるマーケティング責任者に話しかけるようにしています。話しかけ方としては、「今、シニアマーケティングチャレンジしているのですが、御社はどうですか?」みたいな感じです。そうすると「やらないといけないと思っている」という返答が返ってきた場合「一緒にやりませんか?」と一緒にチャレンジする目線になるようにしています。

――実施後の反響や成果についてお聞かせください。

羽野:リードジェネレーションパートナー企画の成果としてお話ししたいのが、9月と10月のアポ獲得の状況です。9月に7件、10月は前半で7件。10月に関してはおそらく月末には20件得られるのではないかと見込んでいます。すでに2社とは商談する機会を得ました。当社のサービスに合致する大手の広告主を紹介していただいたことが、成果に結びついていると考えています。

リード獲得の施策の中では、どちらかというとネットワーキングパーティーの方が、お話をする割合が少ないにもかかわらず商談として決まりやすいと感じています。実際、参加者約20人ぐらいしか名刺交換をしていないのですが、4~5人ぐらいと次の商談の話ができました。

ただ課題も見えてきました。これは当社の事情ですが、例えばセミナーでリードを一気に得るとオーバーフローを起こして、電話がつながらない事態が起きました。「電話専門のチームが欲しい」と思っていたところ、宣伝会議がアウトバウンドコールサービスを行っていると知りましたので、期待しています。

――今後の展望と、宣伝会議に期待することについてそれぞれお聞かせください。

羽野:宣伝会議のイベントは、大手のマーケティングやブランディングの方が利用しているので、当社にとっても担当の方々にアプローチができる点はメリットがあると感じています。

希望としては、ネットワーキングパーティーにもっと「マーケティングにチャレンジしたい」とか「新しい分野に挑戦したい」というマーケターや企画の方に参加いただけるといいですね。

さらに現在マーケターとして活躍している世代の方々にとって、シニアはわかっているようで知らない未知の世界だと思います。当社の知見に加えて「シニア×デジタル」をテーマに話をする機会があればお役に立てるのではないかと感じております。

――この度はありがとうございました。

宣伝会議では単発のイベント出展に加えて、+2000件のリードを提供する「リード獲得サービス」の案内を開始しております。またテレマーケティングを活用し、リード獲得に加えて、アポ獲得までの支援も可能です。
マーケティング・広報部門のリード獲得にお悩みの際はお気軽にお問い合わせください。

 

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