AKOMEYA TOKYO、好調の背景に究極のミッションドリブン経営

「お客さまに地域の熱狂的なファンになってもらい、その関係人口が増えている状態」を指します。では、熱狂的なファンをどう創出するかといえば先ほどの“Catalyst”としての役割と“語リスト”の役割が必要になってくるのです。

イメージとしては、AKOMEYA TOKYOが展開する商品のファンになってもらう→AKOMEYA TOKYOのブランド、企業のファンになってもらう→私達が届ける商品のストーリー性に共感する→地域の作り手、その商品が作られる地域への興味関心が高まり、結果的にその地域のファンになってもらう、といったような連鎖を生み出すことが重要になります。AKOMEYA TOKYOの商品やAKOMEYA TOKYOという企業のファンが増えることはすなわち、商品を買ってもらう回数や人数が増えることと同じだと捉えられます。つまりAKOMEYA TOKYOの収益拡大にもつながると考えられますよね。

一方でAKOMEYA TOKYOのファンが増えると、同時に「食」にまつわる商品を通じて地域のファンが増えるとも捉えられます。そうなると、地域への観光や移住が増え、地域経済の循環にもつながる。すると、地域がいつまでも住み続けられる街になり、地域に住む一次産業を担う皆さんもおいしいものをつくり続けられることにつながる。AKOMEYA TOKYOは、そのおいしいものをお店で扱う。すると都市圏の生活者も、おいしいものを長く食べ続けられる…。この連鎖を生み続けることが、AKOMEYA TOKYOの事業成長とビジョン実現のメカニズムになっています。

だからこそ私たちはファンをつくらなければいけない。商品としてのファンも、企業としてのファンもです。ファンによる「応援消費」が軸にあって、その輪をより大きくしていくことで事業成長もビジョンも実現していくようなイメージです。

━━都心を中心に出店拡大が多いのも、このメカニズムが背景にあっての構想なのでしょうか。

それもあります。AKOMEYA TOKYOは現在日本で26店舗を運営していますが、そのほとんどは都心部への出店です。その背景にあるのは、都心部に住む生活者に対して、地域で生産された“ホンモノのおいしい食”をプロモートしたいという考えがあります。

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