ディップは、埼玉県杉戸警察署が12月18日に埼玉県立杉戸農業高等学校にて主催した闇バイトに関する注意喚起を行う啓発イベントにおいて、闇バイトトラブルを防ぐための正しい知識と安全なバイト探しを促す特別授業を実施した。
ディップでは、これから社会で活躍する高校生がより自分らしく活躍できるよう、働くことの意義、アルバイトを通じて得られる経験などについて理解を深めながら、学業とアルバイトの両立を応援していく「高校生アルバイト応援プロジェクト」を2024年2月から実施してきた。今回の特別授業はこの取り組みの一環となっている。
近年、「闇バイト」と呼ばれる特殊詐欺の若者の検挙数が増加傾向で社会問題となっている。同社が2023年12月に実施した調査では、「約8割の⾼校⽣が、SNS上で展開されている情報に対して、危険性のある内容とそうでない内容の違いがわからない」ことが判明している。
ディップは「バイトル」等の求人情報サービスを提供する企業として、この現状を踏まえ、働くことに関する講義やSNS上でのトラブルを防ぐことを目的とした闇バイトに関する情報リテラシーを高める取り組みを行っているという。
杉戸農業高等学校での特別授業の様子。
杉戸農業高等学校における特別授業では、同校が許可制のもと生徒のアルバイトが容認されていることから、高校生がアルバイトをする際の法律やルール、アルバイトの探し方、闇バイトの見分け方について伝えた。
また、「SNS上での求人募集情報に潜む危険性を見分けるクイズ」も実施。同社が作成したSNS上のダミー文章から、闇バイトと考えられる内容を当てるクイズに生徒が挑んだ。生徒は「仕事内容が具体的でない」や「時給があまりにも高額だから闇バイトだと思った」など、授業での学びを活かしながらクイズに回答した。
SNS上での求人募集情報に潜む危険性を見分けるクイズに挑戦する高校生たち。
特別授業の講師を務めたディップ マーケティング統括部所属の堤花野氏は「今回埼玉県警杉戸警察署さまと一緒に授業ができたことは、高校生一人ひとりがより自分ごとにできるような情報提供の機会に繋がったのではないかと考えています。また、今後も警察機関や地方自治体の皆様との連携を強化し、一人でも多くの学生の皆様に情報提供の機会を創出していきたいです」とコメントしている。