JR SKISKI、2024年は出口夏希と青木柚のダブルキャストに最も短いキャッチコピー

JR東日本は12月19日から、冬季のスキー旅行を訴求する2024~25年シーズンの「JR SKISKI」キャンペーンを開始した。同日からJR東日本エリアの主要駅でグラフィック広告を掲出している。

12月19日から掲出されているJR東日本「JR SKISKI」の広告。

メインキャストに起用されたのは、俳優の出口夏希と、青木柚の2名。ダブルキャストは、2020年~2021年シーズンで浜辺美波と岡田健史を起用して以来、4年ぶり6組目となる。

今回、ダブルキャストにした理由は「これまでの『JR SKISKIらしい表現』を見直して、より今の若者に届く表現にしようとしたかった」からだという。

ジェイアール東日本企画 クリエイティブディレクターの山口広輝氏は、「いまの若い人たちは、ひと昔前よりも広告というものに敏感ですぐにスルーする能力を持っています。男女の設定、起承転結の構成、決め台詞、音楽の盛り上げ方や、コピーなど、すべてにおいて、広告的な都合やあざとさを感じさせないような演出をめざしました」と制作意図を語る。
 
 
アートディレクターを務めたジェイアール東日本企画の武山範洋氏は「これまでのように主人公がカメラ目線でこちらを見つめるような表現ではなく、リアルな空気感や動きのある表現にすることで“雪山での非日常”の世界観を感じられるようなグラフィックにした」と話す。

2025年1月から放映されるCMにおいても、雪山のリアルな空気感を捉えられるように、すべてiPhoneで撮影した。監督からキャストへの演出も多くは説明せず、キャストたちがその場で感じたことを自由に表現してもらったという。

キャッチコピーは、「白と熱。」。歴代のキャッチコピーの中で最も短いものになった。

コピーの意図について、山口氏は「例年のような文体ではなく、『白』『熱』という文字から、受け手側に自由に想像を膨らませてもらうことを狙っています。映像、音楽、コピー、グラフィックから押しつけのメッセージを排除することで、視聴者一人ひとりが『雪山での非日常の世界観』を自然と感じてもらえればと考えています」と話した。

JR SKISKIキャンペーンは1991年に開始。「愛に雪、恋を白。」(1998、コピーライター:一倉宏)、「ぜんぶ雪のせいだ。」(2013、コピーライター:山口広輝)などのコピーで知られる。1991~1998年、2006年と実施したのち、東日本大震災の復興支援を目的に2012年に再開。現在まで毎年展開されている。前回の2023年は桜田ひよりがキャンペーンキャラクターを務めた。

スタッフリスト

企画制作 ジェイアール東日本企画、The Producers
CD+企画+C 山口広輝
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企画+AD+D 武山範洋
Pr 西原正浩
PM 見川雄大、太田祐二、河本真理子、秋山学
演出 真田敦
撮影 高柳悟、片村文人
照明 高野耕平、太田宏幸
特殊効果 小海常雄
レタッチ 小野隼人
編集 前田知子(オフライン)、佐藤悠(オンライン)
DIT 秦勝行
カラリスト 高山春彦
音楽 山田勝也、青木佳菜
SE 望月久美子
MA 太斉唯夫
MIX 太斉省治
ST 道端亜美、杉本学子、浅井彩津希、大榎航矢
HM 中山友恵、奥平正芳、大森幸枝、日高栞菜
PRプランナー 竹村康宏、川辺鉄矢、柴田健史
CRD 井畑周吾
CAS 藤原香弥、加瀬美咲、山内雅子
メイキング 田中晃、横山穂高
AE 上久保智、豊田和希、那須田彩、武井唯花
出演 出口夏希、青木柚、牧紅葉、ULA、下川恭平、髙野征惟
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