アサヒが「温活ドリンク」市場を調査 サユナー増加で伸びるペットボトル白湯

白湯を愛飲する「サユナー」の増加に期待

「サユナー」という飲用層はSNSなどのUGC(ユーザー生成コンテンツ)を通じて広がっているという。白湯が家でしか飲めなかった頃は、一部の美容意識が高い女性向けという認識が強かったが、ペットボトルの白湯を通じて誰でも気軽に飲める飲み物という感覚に変化しつつある。

「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」

「アサヒ おいしい水 天然水 白湯」

一方、ペットボトルの白湯は認知度がまだ低く、同社は「冷え」を解消するためのドリンクとして白湯の飲用文化を広げていく方針だ。UGCを意識した情報発信を行うほか、今年から自販機でのテスト展開も開始するなど、販売チャネルの拡大も図る。

水分補給の選択肢としての白湯が広がりつつある中、さらに習慣が定着するように「冷えを感じる時」や「美容や健康を意識した時」など、生活の中で必要とされるシーンや、その時の気持ちに寄り添うアプローチを検討している。石川氏は「一部の人だけが飲むものという認識をなくしていく『情報づくり』、いつでもどこでも手に入る『環境づくり』、白湯を手にとる『きっかけづくり』を意識したマーケティング施策を検討していく」と話した。

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