競輪への「共感性」を強化
担当者は「競輪は公営競技の中で唯一の人力のスポーツです。生身の人が走っているからこそ、人間ドラマがある」とし、どこか人間くさい部分が共感をもたらすと見ている。
JKAは8月1日、男子選手のユニフォームを22年ぶりにリニューアルすると発表した。対象は「競走用ユニフォームとヘルメットカバー」「S級S班選手用ユニフォームとヘルメットカバー、S級S班選手用レーサーパンツ」。国際大会での活躍によって世界で競輪が注目される中、よりプロスポーツとしての魅力を強調する狙いだ。
新ユニフォームは、スポーツ性やアスリート性を訴求したフォルムに加え、シンプルかつスタイリッシュなデザインが特長。フィット感など機能性も向上させた。12月28日から静岡競輪場で開催されるKEIRINグランプリシリーズで使用される。
男子選手用のユニフォームはグランプリシリーズ中に開催される「寺内大吉記念杯競輪」で出走選手が先行着用し、31日を節初日とする開催から全国で着用される。S級S班のユニフォームは12月30日の「KEIRINグランプリ2024」から着用されるが、この日のユニフォームはKEIRINグランプリ特別デザインとなる。
JKAは「競輪・オートレースの補助事業(社会的課題解決のための支援事業)」「競輪・オートレースの振興業務」「競輪の競技実施業務」を行っている。競輪とオートレースは、それぞれ自転車競技法と小型自動車競走法の規定により、地方自治体が開催する公営競技。収益は、競技を開催する地方自治体の財政健全化のほか、自転車や小型自動車などの改良・輸出の促進、機械工業の合理化、体育事業など公益増進を目的とした事業振興に役立てている。
全国の競輪施行者を会員とする全国競輪施行者協議会は、会員や関係団体などと連絡調整を図り、競輪の円滑な運営に寄与することを目的としている。競輪の開催日程や開催枠組みに関する調整のほか、広報宣伝、調査、研究・情報提供などを実施している。