【ADKホールディングス 年頭所感】ファンの心を満たし、絆を深める

ADKホールディングス 代表取締役社長 グループCEO 大山俊哉 氏

ADKホールディングス 代表取締役社長 グループCEO 大山俊哉 氏


新年あけましておめでとうございます。
 
昨年は、元日の石川県の能登半島地震などのいくつかの自然災害、日経平均株価の上昇や急落、そして電気代や食料品の値上げに象徴される経済の不透明さが見られる年となりました。明るい話題としては100年ぶりにパリでおこなわれたオリンピックの盛り上がりや大谷翔平選手の大活躍など様々ありましたが、今年は「2025年問題」と言われる超高齢化社会に突入する日本において、国民の所得増加に向けた政策や社会保障あり方の見直し、災厄に対する備えなどを含め、官民一体となり、様々な課題との対峙が本格化していく年になるのではないでしょうか。

一方、広告業界に目を向けると、生成AIの実装やデータ利活用が進み、より高度なマーケティングサービスが提供され、オンライン上ではショート動画が活況、AR/VRによる体験型の広告やプロモーションも増加するなど2024年はテクノロジーと広告の融合モメンタムが緩やかに継続して進んだ印象です。オンオフラインの融合も進み、より生産性高くタイムリーな情報の分析や提供、それを生かしてのアクションスピードの進化などは当たり前の形となってきている中で、人の心を満たし、動かすポジティブな体験を創出していくためにはテクノロジーに頼り切るのではなく私たちも研鑽を深めなければなりません。

我々ADKグループとしては、そのヒントは日本国内や海外市場でも活況なアニメなどを中心とするコンテンツビジネスにあると思っています。活況な理由は、日本のアニメや日本のカルチャーを受容する年齢層が拡大していること、配信プラットフォームの台頭やデジタル・SNSの普及、それらに伴う商品化市場の伸張などが挙げられますが、この一大成長産業であるアニメなどのコンテンツビジネスの特長は、ファンの心を満たし、絆を深めていくことで持続的成長を果たしていることです。

「ファン」を「企業・ブランドや商品・サービスが大切にしている価値に共感し、継続的に『好き』でいてくれる顧客」と言い換えると、様々な業種・業界においてもニーズをイメージできるのではないでしょうか。狭義のファンマーケティングに留まらず、クライアントの商品・サービスのファンを生み出し、ファンとの絆を深め、ファンと共に新しい価値を生み出すことで、ビジネスの持続的成長に貢献し続ける「ファングロースパートナー」を事業ビジョンに掲げ、本年も全力でクライアントの課題解決と広告業界の発展に向けて邁進してまいります。

最後に、広告業界に携わる関係者をはじめとした皆様の健康を祈念して、新年の御挨拶とさせていただきます。

株式会社ADKホールディングス
代表取締役社長 グループCEO
大山俊哉

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