日本広報学会の「生成AIを活用した広報研究会」は「広報における生成AIの活用実態調査」の結果を公表した。調査は国内の広報関係者(広報部門担当者や広報代理業従事者など)を対象に2024年10月12日~11月11日に実施。有効回答数は121件。
それによると、広報関係者における生成AI導入率は37.2%となった。また17.4%が「導入を検討している」と回答した。
「生成AIを利用している広報業務」については、「コピーやタイトルの案出し」(62.2%)「記事要約や情報収集」(62.2%)が最も多く、「企画の壁打ちや案出し」(55.6%)「プレスリリース類の作成」(46.7%)が続いた。
一方、生成AIの導入・定着に「課題・壁」になっていることについては、「正確性への不安」(52.1%)が最も高く、続いて「機密性」(44.6%)、「知財侵害」(43.8%)、「リードする人材不足」(41.3%)についての懸念が多く見られた。