新年あけましておめでとうございます。今年も宣伝会議の編集部に、さまざまな年賀状をお送りいただきありがとうございました。2025年の干支は巳年。ヘビが脱皮をして成長するように、皆さまにとっても飛躍の年となりますように。今年も広告会社や制作会社、デザイン会社といったコミュニケーションのプロから届いたユニークな年賀状の数々から、まずは「ヘビ」をうまく活用したデザインを6つご紹介します。
ヘビの拭き戻し/catamari
名古屋市のクリエイティブユニット・catamariから届いたのは、ヘビの拭き戻し。笛の部分を吹くと、ヘビの舌がひゅるひゅると伸びます。
編集部には青色のヘビが届きましたが、黄色のヘビもいるようです。
「蛇の道」の標識/キュー
デザイン会社のキューからは、オリジナルの道路標識がつくれるキットが届きました。
「蛇の道は蛇」という言葉から着想を得て、SNSやAIの浸透で刻一刻と変化する“クリエイティブ道”でその先を指し示す――という意図で、このキットを制作されたようです。
実際につくってみるとこんな感じ。標識をはめられる場所が4つあり、好みの道路標識をつくれます。これまでにないユニークなアイデアでした!
長い~景品も?川柳大会開催/セルディビジョン
ブランディングの会社・セルディビジョンからは、30センチ弱の長細い封筒が届きました。
開けると、蛇腹折りのヘビ型のメッセージカードが入っています。
広げると(長すぎて撮れなかったのですが……!)なんと約2メートル。「ひとりのFUNが皆のFUNになり、自然とFANが繋がる世界をつくる」という同社のミッションにちなんで、「FAN!・好き」をテーマにした川柳を募集するそうです。
二次元コードを読み取ると、応募サイトが表示されます。
最優秀川柳には、2045メートルの体験が贈られるそう。一体何なのでしょうか……気になります。
鱗柄の封筒/kiCK
脱皮後のヘビの抜け殻のような、菱型が散りばめられた封筒を開けると「笑門来福」(=笑う門には福来たる)ならぬ、「変門来福」と記載されたメッセージカードが入っていました。右下には、「いい未来は、いい変化から。」というコピーが書いてあります。
Kanamono Snake/cosmos
cosmosの代表・内田喜基さんは、ご自身のプライベートワークとして続ける「Kanamono Art」でヘビを制作。釘やネジ、ペンチなどの金物で生き物を表現するプロジェクトで、迫力大の巻き付くヘビが表現されています。
蛇文字の「賀正」/美山有
グラフィックデザイナーの美山有さんからは、こっくりとした茶色の地にヘビで「賀正」という文字が描かれた年賀状が。
「地面をきらきらのヘビが這うイメージ」だそうです。錆のような箔がユニーク!よく見ると、ヘビの舌の部分が「2025」の数字になっています。
実は美山さん、「ブレーン」2024年10月号で、特集扉のデザインを手がけてくださいました。こちらもぜひご注目ください。
続きもお楽しみに!