中川政七商店が17年ぶりロゴ刷新、2030年までに海外旗艦店オープン目指す

中川政七商店(奈良市)は2025年から、自社のロゴデザインをリニューアルした。ロゴの刷新は2008年以来17年ぶりとなる。構成や要素は従来のままに、今後の目標として掲げる「日本の工芸を海外へ」というビジョンに合わせて、細部のデザインやキーワードを刷新している。

ロゴ 中川政七商店

旧ロゴと新ロゴ。

同社は2018年から台湾、北京、上海、ソウルなどのアジア圏でポップアップストアを展開してきたが、今後はグローバル展開を加速させ、2030年までに初の海外旗艦店をオープンする考えだ。

グローバル市場での可読性を意識し、新ロゴにはアルファベットのブランド名や創業を示す「SINCE 1716 NARA JAPAN」が描かれ、「日本」「工芸」の文字も加わった。

ロゴ 中川政七商店

新ロゴ。

旧ロゴが誕生したのは2008年。good design companyのクリエイティブディレクター 水野学氏が手がけた。今回の刷新も同氏が担当。デザインの意図について次のようにコメントしている。

「江戸時代から続く老舗『中川政七商店』に相応しいマークは何かと、さまざまな文献を読み漁り、試行錯誤を繰り返し、制作したマーク。あれから約17年。成長し続ける中川政七商店と、日本の工芸を元気にするというその志、そして300年以上も真摯に商いを続けてきた先人の皆様の偉業に敬意を表しながら、日本の工芸とともに世界へと進出し続ける中川政七商店に相応しいマークを再編集しデザインを完成させました」(水野氏)。

中川政七商店は1716年創業。2002年から直営店出店を加速し、SPA業態を確立。2009年からは自社の経営再生経験を活かして工芸メーカーへのコンサルティングも展開している。

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