東京広告協会は1月9日、第44回「東京広告協会 白川 忍賞」を嶋村和恵氏(早稲田大学商学学術院教授)に贈呈することが決まったと発表した。
嶋村氏は、1995年早稲田大学助教授を経て2001年から現職。専門は広告論。長年大学での広告研究者として、また広告教育を通して優秀な人材を多数輩出している。2016年度から2021年度まで日本広告学会会長を務め、デジタルシフト研究委員会を設けるなどデジタルマーケティングへの対応を推進、 学会の存在価値を高めた。
研究及び人材育成の面から広告界全体の発展に寄与したこれまでの功績が讃えられ今回の贈賞となった。2022年には、第10回全広連日本宣伝賞「吉田賞」を受賞している。
同賞は1947年に設立された日本広告会(現・東京広告協会)の初代理事長・故白川忍氏(資生堂宣伝普及部長、同常務取締役などを歴任)より贈与された寄付金をもとに、1982年に制定されたもので、同氏の広告界での業績を讃えて、毎年広告の発展・向上に貢献した人物などに贈られる。
贈賞は、2月21日、東京會舘で開かれる第97回定時総会の席上で行われる。