NECグループの独立シンクタンク国際社会経済研究所(IISE)は9日、「マーケティング課題とソートリーダーシップ(Thought Leadership)実態調査」の結果を公開した。
「ソートリーダーシップ(Thought Leadership、TL)」とは、新しい考え方を世の中に提示し、共感によりステークホルダーを共創へ誘引することで、新たな顧客や市場を創造するマーケティング手法のひとつ。IISEでは20~64歳の働く男女を対象に、2024年9月26日~2024年10月8日の期間で調査を実施。ソートリーダーシップ活動に取り組む期待と課題などの実態を分析した。
ソートリーダーシップの認知度は10%
主にマーケティングに関わる領域で「聞いたことがあるビジネス手法」について選択する項目では、ソートリーダーシップの認知度は10%という結果に。18の手法の選択肢の中でもっとも認知度が低い結果となった。一方で認知度が高かった手法は「デジタルマーケティング」(33%)、インフルエンサーマーケティング(27%)、戦略PR(24%)と続いた。
また、ソートリーダーシップの認知者に注目度を聞いた設問では、回答者の60%が「以前に比べて注目度は高まっている」と回答した。
現在抱えている課題
「現在の仕事、事業活動において課題に感じること」に関する設問では、「新規顧客獲得」が30%、「長期的なビジネス成長の促進」が27%と上位に挙がった。また共通的に抱える課題とは別に、職種によってその他の重要課題を抱えていることが分かった。
以降図表はプレスリリースより引用。