シニア女性、「ジム」「サプリ」の消費額増加-ハルメク調査

雑誌「ハルメク」をグループで発行するハルメクホールディングスのシンクタンク「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~79歳の読者モニター・女性538名を対象に「健康に関する意識と実態調査」をWebアンケートにて実施した。

「ジム」「サプリ」の消費額が増加し、健康を効率よく手に入れる傾向がみられた今回の調査。ハルメク 生きかた上手研究所 所長の梅津順江氏は、今後もその傾向は強まると予測する。

「健康意識の高いシニア女性は、健康を効率よく手に入れはじめた。今後も、サプリで不足している成分を手軽に摂取し、トレーニングにお金をかけて筋肉維持をするという傾向は広がっていくと考えられる。そんな中『健康に関する正しい情報がわからない』『何を信じていいかわからない』というスコアも上昇。信じられる正しい健康情報がより求められていく」(梅津氏)。

調査結果は次の通り。

健康にかける平均金額は約1万円増加

1年間で健康にかけている平均金額は全体で「13万8569円」と前年から約10000円増加。「運動サービス」の平均金額は約5000円、「サプリメント」「健康食品」もそれぞれ約2800円増加していた。

グラフ その他 項目別一年間で「健康」にかけている金額

出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ

健康に関する項目別にお金を掛けている割合を見ると、「運動サービス」は48.1%、「サプリメント」が52.0%、「医薬品・医療品」が74.9%という結果になった。

「その他」の自由記述回答では、「養命酒を飲んでいる」「24万円の高濃度ビタミンC点滴」「トクホ飲料をケースで取り寄せて飲んでいる」「10万円。ヤクルト、コラーゲン入り乳飲料」といった声が上がっている。

グラフ その他 項目別一年間で「健康」にかけている有無

出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ

リスト 1年間で健康に関してお金を使っているもの

出典:ハルメク 生きかた上手研究所調べ

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