カゴメとティップネスは、コラボレーションプログラムとして「若手従業員健康リテラシー向上プログラム」の提供を1月30日に開始した。
厚生労働省が2024年10月に発表した「新規学卒就職者の離職状況(令和2年卒業者)」によると、就職後3年以内の離職率は、高校卒は2年連続で上昇、大学卒は3年連続で上昇しているという。
「若手従業員健康リテラシー向上プログラム」は、このような若手従業員の早期離職を課題として抱える法人に向けて、食事・運動・メンタルヘルスという3つの視点からのアプローチで就業継続へつなげることを目的としたもの。野菜のリーディングカンパニーであるカゴメと総合フィットネスクラブや24時間トレーニングジムを展開するティップネスの協業により、「若手従業員の早期離職」という社会課題の予防を目指している。
プログラムは2つの講義と運動教室3部構成を想定されている。
第1部では、カゴメの専門チーム「野菜と生活 管理栄養士ラボ」による講義で、野菜の栄養や必要性、野菜摂取量の簡単な把握方法、ムリなく実践できるバランスの良い食事法などを学習。続く第2部では心理カウンセラーによる「すぐに実践できるコミュニケーションの取り方」の講義により、座学とグループワークで業務におけるコミュニケーション術を学ぶという。そして最後の第3部ではティップネスのプログラム「からだほぐすYOGA」のレッスンにより日々蓄積される疲労やコリ、ストレスにアプローチする。
第1部の講義後には、カゴメが企業自治体向けにレンタルサービスを行っている推定野菜摂取量を見える化する機器「ベジチェック」での測定も行い、食習慣改善の行動変容へと繋げるという。
ベジチェックの使用イメージ。手のひらをセンサーに約30秒押しあてることで野菜摂取量を推定する。
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