音楽で旅をする
最近、海外に行く機会がありました。日常から解放され心が浄化されるこの気分、やっぱり旅はいいな~と思い、テーマを「旅」にしました。考えているうちに、僕が音楽録音で関わったアーティストたちを思い出して、今までの自分の旅の振り返りも兼ねて、関わらせてもらったアーティストを中心に選曲させてもらいました。
1曲目は出国を感じるThe Avalanchesから始まり、異国を堪能できる2曲目のFanfare Ciocarlia。彼らはとにかくバンドの人数が多く、それをまとめてくれたエンジニア兼プロデューサーがとても優秀で、世界のすごさを改めて実感しました。
3曲目は何度も一緒に録音した大好きなDr. John。声が温かく聞いている人を幸せな気分にしてくれる可愛らしいアーティストでした。続いてTété、Jacques Loussierはパリで録音を実施。Tété は心に響かせる歌声の持ち主で録音中に感動して泣く人もいました。Jacques Loussier は普段の録音スタジオとは異なり、気品高いホールでの録音でした。普段はおっとりした感じの人ですが、いざ演奏となると熱量のある別人に。研ぎ澄まされた演奏に驚きました。
そして、旅には雨はつきもの。その気分にはBrad Mehldau の曲がぴったりです。雨の後は虹、Benny Sings の『Make ARainbow』。風車がそばにあるオランダのスタジオの風景はよく思い出します。続いてSTUTS の夕景を感じる曲から、坂本龍一さんの曲をベースにした『Slow It Down』に。日本と外国がMIX された気分です。帰路につく最後の曲にはPat Metheny の『Last Train Home』を選びました。彼は僕の永遠のアイドルです!
名曲は国境を関係なく世界を旅することができます。そんな曲を僕も残せるように、また新たな旅に出たいと思います。
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