SNSでのコンテンツ発信に力
埼玉県越谷市は、市のブランドメッセージ「水遊都市KOSHIGAYA」を策定した。市内外へのプロモーションの一環として、5本の一級河川をはじめとする豊かな水辺など、地域の魅力を表現している。若年層の地域への関心を高めることが課題となっていたが、新たなアイデンティティのもとで、地域への誇りや共感を創出する考えだ。その一環として、SNSでの情報発信や参加型コンテンツの強化にも力を入れる。
ブランドメッセージ「水遊都市KOSHIGAYA」
越谷市には、5本の一級河川や大相模調節池をはじめとする豊富な水辺空間、江戸時代に日光街道越ヶ谷宿として栄えた歴史文化が残る景観など、さまざまな地域資源がある。一方、これらの魅力が十分に知られておらず、地域への関心が希薄だと言われていた。市長公室 広報シティプロモーション課の水口圭課長は「特に若い世代の地域への愛着が低く、地域での共感形成が課題になっていた」と指摘する。そこで、新たなアイデンティティのもと、地域との関わりを創出する新企画に至った。
豊富な水辺空間を前面に押し出したブランドメッセージは、市民ワークショップ(計4回開催、延べ124人が参加)での意見を踏まえたもの。一級河川などの水辺のほか、「暮らしやすさやライフスタイルの充実」「歴史と新しさの融合」「人と人とのつながり」といった地域の魅力をキーワードに、クリエイティブ・ディレクターの三寺雅人氏(FACT)がデザインした。