オール電化への対抗策は「サザエさん」 西部ガスグループの新イメージキャラクター

「サザエさん」の世界観で、ガスのある生活の魅力を提案

西部ガスグループ(本社・福岡市)は、新しいイメージキャラクターとして国民的キャラクター「サザエさん」を起用した。オール電化の普及などにより家庭用ガスが苦戦を強いられる中、同社は「サザエさん」の持つ親しみやすさと安心感を活かし、ガスの魅力を改めて発信していく考え。1月20日から、コラボCM「サザエさん『最新ガスコンロ機能』篇」「サザエさん『ガスのある暮らし』篇」の放映を開始した。

イメージ 「サザエさん」をイメージキャラクターに起用した西部ガスグループ

「サザエさん」をイメージキャラクターに起用した西部ガスグループ

従来は訪問営業を中心に商品やサービスを提案することが多かったが、近年は共働き世帯の増加により、対面での接点が大幅に減少しているという。そこで、サザエさんをきっかけに顧客の関心を引き、同社や製品への興味を喚起する狙いである。幅広い世代に訴求できることから、新規顧客の開拓にもつながると期待を寄せる。

主力である都市ガス販売は、単価下落の影響により収益が減少しており、家庭用ガスの需要も低下している。こうした状況の中、同社はサザエさんの起用によって、オール電化への対抗やガス離れの防止につながることを期待している。

CMでは、サザエさんのアニメでおなじみのBGMが流れる。「最新ガスコンロ機能」篇では、サザエさん一家がテレビを通じて最新のガスコンロ機能を知る内容となっている。「ガスのある暮らし」篇では、料理や入浴のシーンを通じて、ガスがもたらす暖かな暮らしを描写している。

同社はCMを通じて、ガスコンロの安全性や進化した機能への理解を促したい考え。営業本部 お客さまコミュニケーション部長の一瀬香氏は「ガスのある暮らしの中で豊かさや温かさを感じていただけることをPRし、ガスを選択していただきたい」と期待を込めた。

コラボプロモーションとして、テレビCMのほか、Web広告や特設サイトなどを予定。エコバッグやしゃもじなどのオリジナルグッズも展開する。

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