音楽の「めんどくさい」裏側に着目 ヤマハの新グローバルブランド広告

ヤマハは、音楽と向き合う日常の尊さをテーマにした新たなグローバルブランド広告「音楽って、めんどくさい。だから、好き。-WE LOVE MUSIC, IN EVERY KEY.」を1月20日から公開している。本作は、2023年に公開した企業広告のグローバル版。撮影は全編リトアニアで行い、世界各国の音楽プレイヤーが出演した。楽しい音楽の裏にある練習の日々や失敗、ハプニングなどの「日常」を、ユーモアを交えて描いている。特設サイトで動画とグラフィックを公開している。

実データ グラフィック グローバルブランド広告「音楽って、めんどくさい。だから、好き。-WE LOVE MUSIC, IN EVERY KEY.」

グローバルブランド広告「音楽って、めんどくさい。だから、好き。-WE LOVE MUSIC, IN EVERY KEY.」

「音楽って、めんどくさい。だから、好き。-WE LOVE MUSIC, IN EVERY KEY.」というメッセージには、「音楽をやっている私たちは、いつも音楽が最高だとは限らないことをよく知っている。良い時もあれば、上手くいかない時もある。それでも、どんな音楽もまるごと愛している」という思いが込められている。動画では、晴れ舞台と日常の練習シーンを対比させている。たとえばピアニストの描写では、スポットライトを浴びるリサイタルの場面と、自宅で子供をあやしながら練習する姿が映し出されている。

グローバルで展開していくにあたり、「めんどくさい」の英語化に苦心したという。ネガティブな印象を与えずにニュアンスを伝える方法を模索し、最終的に「WE LOVE MUSIC, IN EVERY KEY.」に至った。

キャンペーンのターゲット層は音楽が好きな人。「音楽を始めようとしている人」や「かつて演奏していたが辞めてしまった人」、さらには「別の楽器に挑戦しようと考えている人」など、多様なシチュエーションの中で、音楽が「好き」という強い価値観を持っている人を応援したいとしている。

担当者は「公開直後から大きな反響があり、多くの人に『分かる。自分も同じだ』と共感していただいている」と話した。

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