SBホークスのネーミングライツ戦略 みずほPayPayドーム6ゲート、3月から「プロライ」と契約

福岡ソフトバンクホークスは、2024年4月25日から本拠地である「福岡ドーム」を「みずほPayPayドーム福岡」に名称変更。プロ野球の一軍本拠地では国内初となる、「連名」のネーミングライツ契約として話題になった。

また同球団は2022年3月、2006年よりスポンサーシップを結ぶ地元企業のマルタイと、ファウルポールのネーミングライツ契約を締結。ホークス選手がライト・レフトいずれかの「マルタイ棒ラーメンポール」に打球を当てると、マルタイから選手へ「棒ラーメン1年分」が贈呈される取り組みなどを行っており、現在も継続中だ。

1番から8番まである入場ゲートのネーミングライツ契約については、2024年から開始。2025年2月現在、1・5・6・8番のゲートでそれぞれ「リポビタンD 1ゲート」(大正製薬・2024年8月)、「もつ鍋おおやま5ゲート」(LAV・2024年3月)、「ALLgroup 6ゲート」(ALL・2024年5月)、「TOPPAN8ゲート」(TOPPAN・2024年3月)という名称が付いている。

6ゲートの命名権はこれまで、福岡市に本社を置くソフトウェア企業のALLが保有していた。3月1日よりCom2uS Japanが命名権を取得し、装飾は順次切り替わっていく。

こうしてネーミングライツという形で特徴的な媒体を提供している同球団。広報室の水上裕之氏によると、様々な企業との話し合いの中で「球場内での象徴的な広告媒体を提案してほしい」との要望を多数受けていたのだという。

「他の集客施設等を研究し、個別ゲートのネーミングライツという新たな商材をつくってはどうかと、開発・販売を行いました。ゲートネーミングライツの提案は当社から各企業さまに行っていますが、名称については両社協議の元に決定しています。今回もCom2uS Japanさんが広告媒体を検討している中で、ゲートのネーミングライツという特殊な広告ということに興味を持っていただき、契約に至りました」(水上氏)。

このほか2025年3月1日からは、長谷工との「ホークスラグジュアリーシート」ネーミングライツ契約により、「長谷工 ブランシエラ リラックスシート」が設定される。

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