キリン、「晴れ風」を「一番搾り」に並ぶ柱に 2025年は16%増の670万ケース目標

2024年の「キリン一番搾り」単体の販売規模は、前年比1.8%増の2440万ケース(633ミリ大瓶換算)。「晴れ風」の規模は現状、一番搾りには及ばないものの、初年度が予想以上に好調だったことを受け、当初掲げていた一番搾りの半分程度から、同規模まで成長させることを目指している。

マーケティング部ビール類カテゴリー戦略担当の向井優夏氏は「客層は完全に分かれているわけではないが、『晴れ風』でこれまでビールが苦手だった人にも手に取っていただけたら」と話す。「一番搾り」は長期ブランドとしての信頼感を強みに従来のビールが好きな層、「晴れ風」は飲みやすさを重視する層の期待に応える考えだ。

2月6日から新CM4篇の放映を開始した。ブランド誕生当初からCMに出演している内村光良、天海祐希、今田美桜、目黒蓮を再び起用している。CMは「晴れ風」が日本食糧新聞社制定の「第43回食品ヒット大賞」で、3年ぶりの選出となるヒット大賞を受賞したことを記念したもので、出演者がくす玉を引いて快挙を祝う内容となっている。

2月15日~3月2日の週末には、東京、名古屋、大阪の3都市で記念イベントが開催される。イベントでは、巨大「晴れ風缶」や、CM出演者の等身大壁面、CMで使用されたくす玉が設置され、記念撮影を楽しむことができる。愛飲御礼として晴れ風メモ帳のピールオフや、SNS投稿による限定ステッカープレゼント企画なども用意されている。

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