ONE PIECE、うる星やつら、ゲゲゲの鬼太郎…まだまだあるアニメ実写テレビCM集

サントリーは2月9日から、リニューアルした「ザ・プレミアム・モルツ」の新CM「再会」篇の放映を開始した。「ちびまる子ちゃんがプレミアムな大人になったら?」というストーリーで、2023年7月から同ブランドのCMに出演する広瀬すずが大人になった「まる子」を実写で演じている。

本CMのように、誰もが知る国民的アニメを実写化するケースは実は過去にも多く制作されている。

前回の記事では「アドタイ」や雑誌『ブレーン』『宣伝会議』で過去に取材した記事などをもとに、ちょっと懐かしい実写CMをお届けしたが、今回は比較的新しい「アニメ実写化CM」まとめをお届けする。

『ONE PIECE』×Indeed「麦わらの一味募集」 (2019)

イメージ cmカット 『ONE PIECE』×Indeed「麦わらの一味募集」 (2019)

CAST

ルフィ…斎藤工
ナミ…泉里香
ウソップ…大悟(千鳥)
ゾロ…池内博之
サンジ…窪塚洋介
Dr.くれは…夏木マリ

Indeedは2018年の年末から3カ月にわたり、アニメ『ONE PIECE』とのコラボレーション企画を実施した。「働くとは何か」を考えるにあたり仲間の存在が欠かせないという考えのもと、『ONE PIECE』が「仲間探し」というキーワードで繋がることから企画に落とし込まれた。

キャンペーンのテーマは「麦わらの一味募集」。誰もが知るワンピースの登場人物たちがIndeedで仕事を募る、という内容で年末の視聴率の高いテレビ番組枠でのコラボCMや、2019年に入り新作CMが立て続けに放映され話題となった。

『うる星やつら』×東京ガス「電気代にうる星やつら」(2019年)

イメージ cmカット 『うる星やつら』×東京ガス「電気代にうる星やつら」(2019年)

CAST

ラム …深田恭子
テンちゃん …寺田心

東京ガスは2019年、電気事業のCMで『うる星やつら』の実写を展開した。深田恭子と寺田心が電気の化身でもある「ラム」「テン」に扮しており、「ダーリン、電気代、東京ガスに切り替えたっちゃ?」「東京ガスにしないと損だっちゃ!」とラムちゃんらしい台詞で電気代を東京ガスに切り替えよう、と呼びかける。

「♪あんまりソワソワしないで」という歌い出しで有名な『ラムのラブソング』も取り入れられており、「あんまり損損しないで あなたは実は払い過ぎ? 東京ガスは電気代 意外と安くてトクトク♡」という替え歌も印象的だった。

『ゲゲゲの鬼太郎』×ZOZOTOWN「ゾゾゾの鬼太郎」(2016)

イメージ cmカット 『ゲゲゲの鬼太郎』×ZOZOTOWN「ゾゾゾの鬼太郎」(2016)

イメージ cmカット 『ゲゲゲの鬼太郎』×ZOZOTOWN「ゾゾゾの鬼太郎」(2016)

CAST

鬼太郎…大島優子
ねずみ男…浅野忠信
猫娘…土屋アンナ

スタートトゥデイ(現ZOZO)が運営するファッションECサイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」では2016年、テレビCM「ゾゾゾの鬼太郎」篇を放映した。

「ZOZOTOWN」アプリを紹介する内容となっており、おなじみの「ゲゲゲの鬼太郎」のテーマソングをバックに、暗闇の中を妖艶に踊るダンサーの中から、大島優子、浅野忠信、土屋アンナがおなじみのキャラクターに扮して登場する。

「みんなのZOZOTOWNへ」をテーマとしていることから、親しみやすく老若男女だれもが知っているアニメである『ゲゲゲの鬼太郎』をモチーフとしたとのこと。

制作にあたっては世界の民族衣裳なども参考にしながら、スタイリストが衣装を一から自作。鬼太郎のちゃんちゃんこは総ビーズ、猫むすめの衣装の刺しゅうやタッセルもすべて手縫いでつくるなどファッションECサイトらしいこだわりが詰まっている。

『ゲゲゲの鬼太郎』×P&G「レノア クエン酸in超消臭」(2023)

CAST

鬼太郎…西畑大吾(なにわ男子)
ねずみ男…大悟(千鳥)
猫娘…飯尾夢奏
目玉おやじ…野沢雅子

最近も『ゲゲゲの鬼太郎』の実写CMが制作されている。P&Gジャパンは2023年7月、『レノア』ブランドから新ジャンルのすすぎ消臭剤「レノア クエン酸in超消臭」を発売するにあたりテレビCMを開始した。

アニメ『ゲゲゲの鬼太郎(第6期)』を実写化した内容で、西畑大吾が鬼太郎、千鳥の大悟がねずみ男を演じている。「目玉おやじ」も野沢雅子が声を務めている。

『魔女の宅急便』×JR西日本「キキ、西のあたらしいくらしをのぞく。」(2023)

イメージ cmカット 『魔女の宅急便』×JR西日本「キキ、西のあたらしいくらしをのぞく。」(2023)

CAST

キキ…葵わかな
青年役…亜生(ミキ)

西日本旅客鉄道は2023年5月、移動生活ナビアプリ「WESTER」の新プロモーションを展開するにあたり、角野栄子原作による児童文学『魔女の宅急便』をモチーフとしたテレビCMを西日本全域で展開した。

「WESTER」という新しいサービスを訴求するにあたりCMではキキとジジがWESTERに出会うところからを描いている。

なお、亜生(ミキ)が演じる青年は、『魔女の宅急便』に登場するトンボに似ているが、トンボではなく「トンボさん似のたこやきさん」というCMオリジナルのキャラクター。

原作で登場する時計台を意識し、キキがWESTERに出会うシーンを大阪駅の時計台がある時空の広場にしたり、登場するハンバーガーをジジの形にしたりと随所に『魔女の宅急便』らしい描写が見られる。

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