日常で“少しだけ”アンテナを張り、言葉やデザインを吸収する(広報担当者の情報インプット術)

広報担当者は日々どのように情報感度を高めているのでしょうか。月刊『広報会議』の連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」に登場する、個人SNSを活用する広報の皆さんに、情報収集のポイントや参考になったコンテンツなどについて聞きました。

Q1. 広報として日々の情報収集で意識していることを教えてください

プライベートの中で“少しだけアンテナを張ること”を心がけています。

情報収集する時間をつくろう!と意気込んではみるものの、なかなか続かず…。帰宅後は寝たいし、電車では動画を見たい!といった性格なので、無理をしないことを心に決めています(笑)。

日常の中で自分にとり入れられそうなものはどんどん吸収しよう!というスタンスでインプットしていることが多いです。日頃見ているSNS(TikTokやInstagram、YouTubeなど)や街中で目にするポスターやPOPなど、ちょっとアンテナを張るだけでヒントはたくさんあると思っています。こんなデザインにしたら見やすいんだ、こういう言葉のつかい方があるんだなどと、自身の中にストックしています。

個人的な趣味でもあり、言葉の勉強としても実践していることは好きなアーティストの歌詞をノートに書き起こすことです。「こんな表現方法があるのか!」「この比喩は奥深いな」と勉強しています。

日常の中や好きなものの中から情報をキャッチできれば、楽しくインプットできますし、今のトレンドを無意識にキャッチできるのでおすすめです。

Q2. 広報として勉強になったコンテンツはありますか?

SNS発信という面では、いしかわゆきさんの『書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜』(クロスメディア・パブリッシング)という本がとてもおすすめです!

ずっと発信を続けていくと何度もぶつかるのが、“ネタがない”という悩みだと思います。そんな時にこの本を読むと、文章を書くことのハードルを下げてくれて、沸々と書きたい欲を掻き立ててくれる1冊です。

特に私が好きな言葉は「感情が動いたらそれがインプット」です。文章がうまくつくれない時って、つい難しく考え過ぎてしまっていて「何を書いたらいいか分からない」「書いていてワクワクしない」みたいな気持ちになってしまう時が多いと思うんです。そこで無理にインプットしようとしても余計に分からなくなって苦しくなってしまう…。でもこの本の中では、「なにかに触れて、なにかを感じて、なにかの感想を抱く。それが“日常でネタを拾うコツ”」だと書かれています。

もちろん参考書などから様々な情報をインプットすることも大切ですが、“自分の心が動いた瞬間“を大事にすることで、また楽しく文章を書こうと思えるようになっています。SNS発信をする皆さんにぜひ読んでほしい1冊です!

――連載企画「広報担当者のSNS個人アカウント活用術」は、月刊『広報会議』12月号本誌にて掲載しています。

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