「全力で走り続ける」姿勢で、熱狂的な車好きにアプローチ
合成エンジンオイルの販売を行うエクソンモービル・ジャパンは、元プロレスラーの武藤敬司を起用したWebCMを2月4日から公開している。エンジンオイルブランド「Mobil 1」を訴求する狙いで、ターゲット層は武藤のファンとしても親和性が高い20~60代男性。現役時代から引退後まで、全力で走り続ける武藤の生き様と、車のパフォーマンスを復活させる同ブランドを重ね合わせた「起き上がるたび、人は強くなる。」というメッセージを伝える。
挫折しても這い上がって強くなると強調しながら岩山を登る武藤
CMは、車を運転しながら武藤が「最初に膝を壊したのは24歳」と語るシーンから始まる。現役時代の写真と共にこれまでの歩みを振り返り、様々な挫折を経験しながらも、30年以上プロレスを続けたことで、結果的に「俺にしか描けない作品になった」と強調。岩山を登る心象風景にシーンが切り替わり、挫折しても這い上がる生き様を描写した。
岩山のシーンで登場した一枚の写真は、引退試合の際、武藤の代名詞でもある「ムーンサルトプレス」を飛ぼうとするものの、家族や担当医の顔が浮かび断念する、というファンには印象的なシーンだという。
CMを通じて「人は何度でも再起できる」というメッセージを伝えることで、「Mobil 1」のエンジンオイルを使うことで「車の走行パフォーマンスが、まるで新品のように生まれ変わる」ということをイメージしてもらいたいという。特に、自らエンジンオイルの銘柄を選ぶ「エンスージアスト」(熱狂的な車好き)にアピールしたい考えだ。