「AdverTimes.」ではふだん、マーケティング・コミュニケーションの話題をお届けしていますが、週末向けのコンテンツも拡充していきたいと考えています。仮称「AdverTimes. TIMEOUT」。この記事では、大手広告会社出身の Junkoさんが、いま急激に視線を集める「タイプロ」ーー「timelesz project -AUDITION-」(Netflix)について、”偏愛”を込めて解説します。
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(2025年2月15日 追記)
「timelesz project – AUDITION -」(タイプロ)の6次審査(=最終審査)の結果が2月15日、発表となった。STARTO ENTERTAINMENT所属の寺西拓人さんと原嘉孝さんのほか、橋本将生さん、猪俣周杜さん、篠塚大輝さんの加入が決まった。
橋本さんは神奈川県出身で焼肉店店員、猪俣さんは茨城県出身で塗装業、篠塚さんは大阪府出身で一橋大学の大学生。
(編注: 下記は2025年2月14日に公開した記事です)
高まり続ける人気 世間が見つけた注目の2人
「timelesz project」は、人気アイドルグループ「timelesz(タイムレス)」の新メンバーを募るオーディション番組だ。選考の過程はNetflixが世界的に配信している。
番組の愛称は「タイプロ」。Googleトレンドで調べると、人気度が急激に高まっていることがわかる。実は、いわゆる”炎上”のようなことも起きたのだが、短期的な注目というよりは、着実にファンを増やしていることが伺える。

「タイプロ」人気度の動向。「Googleトレンド」より
「Sexy Zone」というグループ名からの変更。中心的な存在だった中島健人の脱退、そして新メンバーの加入。旧名時代からのファンが強い関心を寄せているのは言うまでもない。しかし、約1万9000件もの応募の中から、たったの8人にまで絞られる過程を目のあたりにし、新規ファンとなった人も間違いなく多いはずだ。
最終選考の結果が明らかになる2月15日を目前に控え、どのような点が見どころなのか。8人のうち、特に4人を紹介したい。
大注目の有力候補は、4次審査から参戦しているSTARTO ENTERTAINMENT所属俳優部の2名。寺西拓人と原嘉孝の、通称テラハラコンビだ。
彼らは2021年にジャニーズJr.を卒業。主に舞台やミュージカルをメインに活動してきたが、ダンスや歌のスキルも、ほかの候補者とは一線を画していた。
しかし、寺西の魅力を爆発させたのは、5次審査で見せた、リーダーとしての立ち振る舞いだったのではないか。トレーナーにしごかれて泣いている候補生をそっとハグしたり、優しく話を聞いてあげたりという姿が目に焼きついている視聴者も多いはずだ。「人格者」の印象が強い候補者なのだ。
一方の原も、寺西とは毛色が異なるものの、人間的な男気と暑苦しさと面白さを持ち合わせているエンターテイナーだ。番組中でも、意外と涙もろくて繊細なところや周りの人を笑顔にしたいというパワーを誰よりも感じさせていた。従来のアイドル像とは異なる魅力で、視聴者の心を掴んでいたように思う。
寺西はオーディションに参加してから、Instagramのフォロワー数が46万人にまで広がった。原も間もなく20万人を超えるだろう。日に日に彼らは、「見つかってしまった」状態にある。