バリスタとしての接客は
「エンターテイナー」のように
──コンテストでは、どのような接客を意識していましたか。
私がコンテストで目指したのは、何よりも「バリスタの本質を伝える」ということでした。私が考える本質とは、単にドリンクをつくるだけでなく、お客さまとの会話を楽しみながら満足感を提供する「エンターテイナー」のような役割を果たすことです。
そのため、コーヒーに関する正しい情報を伝えるだけではなく、見ていて楽しい、面白いと思ってもらえるようなパフォーマンスを目指して、挑みましたね。これは、普段の勤務でも重視していることなので、それを存分に発揮しようと思いました。
──接客で意識しているポイントはありますか。
第一に、お客さまの目線で考えて応対することです。それはつまり、自分がされて嬉しい接客を心がけるということ。店舗のフェローにも、常日頃からその姿勢を持ってほしいと伝えています。
他店舗に比べて、コーヒー豆や関連商品を販売するVMDスペースが広いマークイズみなとみらい店。社内のコーヒースクールで講師を務め、コーヒーアドバイザーの資格を持つ比留川さんは、お客さまの好みのコーヒー豆を一緒に探す。
例えば私が実践していることだと、忙しそうな様子の場合は少しだけ言葉をかけて緊張がほぐれるようなコミュニケーションをとったり、ショーケースの方に目線を向けたお客さまにはデザートやフードを提案するといったことです。
小さいことかもしれませんが、そのきっかけでお客さまがリラックスして、より楽しい時間を過ごしていただきたいと考えています。
コーヒーの楽しさや面白さを
伝える接客を目指して
──今後の展望を教えてください。
まずは、なんといってもコーヒーの魅力をより多くの人々に伝えていきたいです。コーヒーは単なる飲み物ではなく、生産者の思いやその美味しさが詰まっていることを知っていただき、深い味わいを感じてもらいたいです。そのためには、店頭での日々のコミュニケーションやアプローチをより一層強化していきたいですね。
また、アルバイトフェローにはコーヒーの仕事が自由で楽しく、さまざまなことに挑戦できる場であることを伝えて、成長をサポートしたいと考えています。接客を通じて、コーヒーの楽しさや魅力を多くの人々に届け、さらにお客さまとのコミュニケーションを深め、信頼関係を築いていきたいと思っています。
これからも、コーヒーを通じてよりよいサービスを提供し、お客さまにとって特別なひとときをつくることが私の目標です。
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