ゴンチャとサンマルクカフェ、「幸せのおすそ分け」で体験価値向上へ

鎌田:私たちのサービスは「幸せのおすそ分け」だと思っています。お客様にハピネスを贈るためにはサステナブルな構造ができていなければいけませんし、社員自体にも幸せを感じてもらって、そのブランドを好きになってもらうことが何より大切だなと思っています。

サンマルクカフェはベーカリー商品に注力したカフェとして、ドリアなどを廃止しながら自社のブランド価値を再定義してきたわけですが、ランチ向けなど食事メニューの一環でパリモチ食感が売りのサンマルクホットサンドを導入しました。これが非常に人気な商品となって、様々な商品とコラボしたり、また著名な方が紹介してくれたりすることで、SNSを賑わせることもたびたびあります。

それからチョコクロです。業績が落ち込んでいたとき、チョコクロの一本足打法はやめたほうがいいという声をいただくこともありました。でも、サンマルクカフェの最大の資産を活用しない手はないだろうと。新しい商品を生み出してヒットさせることはなかなか難しいのに、自社の商品を十分に活用できているのかな、と手持ちのカードの使い方を再考してみるのも大事なんじゃないかと思います。今までにないチョコクロを生み出していくことで話題を呼んで、お客様に来店していただく。そうしてヒットを生み出して、業績も回復へもっていくことができました。

就任したときは業績が低迷していたので、とにかくまずは来てもらうことを主軸に考えました。コラボレーションをきっかけにコラボ相手のファンの方などに足を運んでもらって、コラボ商品だけでなくサンマルクカフェ自体の良さも体験してもらう。お客様に合うブランドということを意識してコラボレーションの相手を選定しました。

イメージ 発信力やニュース性を高める具体的な施策

角田:基本的なことでは、デジタルの活動と店舗での活動をできるだけリンクさせ、360度でマーケティングをしていくということです。ニュース性を高めるということでは、季節限定の商品をスター選手の位置に据えて、お客様の興味を惹く画を撮るということも意識しています。

数は少ないですがコラボレーション事例では、アイドルのNiziUさんやゲームのファイナルファンタジーなど。ゴンチャを多く利用するメイン層とは別の層にもあえてアプローチをかけて、 多種多様な人たちの集客を期待して打ち出しています。

イメージ 発信力やニュース性を高める具体的な施策

――最後に、経営者として大事にしていること、また今後の展望などをお聞かせください。

角田:いつも凡事徹底ということを大事にしています。やるべきことをしっかり一個一個やっていくということをみんなで意識しています。私たちは全員がプロフェッショナルでなくてはなりません。そしてそこには楽しみがあってほしいと思います。全員が同じ高い目標を目指し、やるべきことをやりきる充実感を楽しめるチームづくりが大事だと思っています。

鎌田:まったく同じですね。凡事徹底です。もう一つは、上場企業として業績を伸ばし、右肩上がりに成長していくというのは当然なのですが、いかに社会に貢献するかというところも私たちのビジョンとして非常に大事であると常々伝えています。子どもにクリスマスギフトを買ってあげられないひとり親世帯が出ないよう、経済的サポートを行うクリスマスギフト施策や、食育を兼ねたお子様向けのチョコクロ手づくり体験教室、障がい者の雇用を生み出しながらコーヒー豆カスをアップサイクルするなど、社会に目を向けたアクションというのも大事にしたいと思っています。

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写真 人物 角田淳氏、鎌田滋之氏


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