肉球スイーツとSNS戦略 セブン-イレブン、「猫の日」商戦本格化

商品ラインアップを昨年の5種類から23種類に拡大

セブン‐イレブン・ジャパンは2月14日から、2月22日の「猫の日」に合わせた商品の販売を開始した。イベント名は「にゃんこ発見!」。同社は昨年、「猫の日」関連商品の取り扱いを開始し、反響が大きかったことから、今年から本格展開を開始。昨年は5種類の商品を販売したところ、スイーツ商品はカテゴリーでトップの販売実績を達成した。今回は商品ラインアップを約23種類に拡大。うち14種類は同社オリジナル商品で、各店で1商品あたり10個の販売目標を掲げる。

写真 人物 ベーカリー・スイーツ部 チーフマーチャンダイザーの飯野めぐみ氏(左)と、マーチャンダイザーの前田潮美氏(右)

ベーカリー・スイーツ部 チーフマーチャンダイザーの飯野めぐみ氏(左)と、マーチャンダイザーの前田潮美氏(右)

「猫の日」は「猫の日実行委員会」と「ペットフード工業会」によって1987年に制定された。2月22日が選ばれた理由は、「2」が3つ並ぶことで「ニャン・ニャン・ニャン」という語呂合わせになるため。「2」が6つ並んだ2022年2月22日は「スーパー猫の日」として例年以上の盛り上がりを見せた。関西大学の宮本勝浩名誉教授の試算によると、「猫の日」に関連する経済活動「ネコノミクス」は、2025年に過去最高値の約2兆9086億円(2022年比1.48倍)に達する見込みだ。

同社が昨年販売した「猫の日」商品のうち、「肉球のにゃんパフェ いちご&みるく」「きにゃこもち きなこクリーム入り」は、同期間中におけるスイーツのカテゴリーで1位と2位を獲得した。

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