デジタルの世界で知名度を確立させたブランドがさらなる顧客との接点拡大を目指したり、従来は人的営業中心だった企業が、テレビCMの活用に踏み切る機会があります。なぜテレビCMを選んだのか。初めて出稿する際に、どのような戦略を持って臨んだのか。担当者に話を聞きます。
※本記事は月刊『宣伝会議』3月号の連載「初めてのテレビCM」に掲載されています。
※本記事は月刊『宣伝会議』3月号の連載「初めてのテレビCM」に掲載されています。
口コミで広がったプロダクト より広く届けるためテレビを活用
ノーコードWeb制作プラットフォーム「Studio」を提供するStudio。同社は2017年のサービス開始以来、コーディング不要でWebサイトのデザインから公開、運用までをワンストップで実現できるプラットフォームを提供している。登録ユーザー数は50万人を超え、すでに15万以上のサイトが公開されているという。
これまで同社は、プロダクトの機能や価値をマーケティングや営業に結びつけていくPLG(プロダクトレッドグロース)戦略を採用してきた。実際にプロダクトを使ったユーザーによる口コミの広がりによって、事業の成長を遂げてきたのだ。そのため、サービス開始当初はマーケティング活動にはあまり注力する必要がなかったという。しかし、ユーザーはWebデザイナーが中心だったことから、数年前より制作会社向けのコミュニケーションを開始することで、ユーザー層を広げるマーケティングに取り組みを始めることに。その結果、業界内での認知は着実に高まってきた。
テレビCM「Web担当の日常」より。実際のWeb制作画面も放映され、サービス内容を理解しやすい内容となっている。
認知度の高まりは、Web制作業界以外にも波及するようになった。近年では、大手企業や事業会社がインハウスでのWeb制作にStudioを採用するケースも増えてきているという。こうした流れを受け、より幅広いユーザーに向けたコミュニケーションの必要性を考えるようになったのだという。
…この続きは1月31日発売の月刊『宣伝会議』3月号で読むことができます。
