顧客が清掃することで、無人店舗でも人件費を抑えつつ、清潔な環境を維持することが可能となる。労働者が不足している過疎地域でも出店しやすくなるだけでなく、利用客が店舗への愛着を深める効果も期待できるという。会員は女性が多く、40~50代が約60%を占める。子育てなどが落ち着き、時間や気持ちに余裕ができたことで、地域社会へ参画したいというニーズから参加するケースも推測している。男性においても40~50代が半数で、節約目的での参加も多いと見ている。
週1、2回通う理由ができた
清掃活動のクオリティを担保するため、作業内容を動画で伝えるなどの工夫を施している。作業の質にはばらつきがあるものの、清掃頻度の向上により、顧客の清掃評価スコアの改善につながっているという。また、作業者であることが一目で分かるようネームプレートを着用してもらっており、これまで大きなトラブルは確認されていない。
「フレンドリー会員」へのアンケート調査では、会員費削減といった金銭的なメリットのほか、「週1、2回通う理由ができ、運動習慣が身についた」などの反響が寄せられている。
「セルフメンテナンス会員」は、マシンにスプレーをかけるなどの作業を行う。「フレンドリー会員」とは別の会員サイトから作業内容を選択し、難易度に応じて3段階に分類された作業を実施。レベルに応じたAmazonギフトカードが特典として提供される(レベル1=500円、レベル2=1000円、レベル3=2000円)。
利用者は男女ともに40代以上が多く、特に男性では16.9%が60代以上と、高年齢層の参加が目立つ。マシンメンテナンスは自身のスキルが問われる作業であるため、地域社会への貢献を目的に参加する人も多いと見られている。
広報部 部長補佐の小林拓輝氏は「ジム以外の無人運営や事業者のヒントとして役立ててほしい」と話した。
注)取材先提供の情報に誤りがあったため、報酬に関する記述を一部修正しました。
