食品が消費者の手元に届くまでのコストについて学ぶ参加型イベント「値段のないスーパーマーケット ~みんなにとって『フェアな値段』を考えよう~」が、2月20日から23日までの4日間、KITTE丸の内(東京)にて開催されている。同企画は、農林水産省が展開する、食品の適正な価格形成の実現に向けて取り組む広報活動「フェアプライスプロジェクト」の一環として行うもの。
農林水産省では2023年8月より、農林水産業や日本の食の未来について考えることで、食品の適正な価格形成を理解してもらうことを目的とした「フェアプライスプロジェクト」を開始した。
現在、国際情勢の影響により、食品の原材料や生産資材、エネルギー価格が高騰していることに加え、長期的な円安でさまざまな食品の生産・流通コストが上昇し、日本国内の農林水産業・食品産業は深刻な影響を受けている。
適正な価格形成による持続可能な食料供給の実現に向けた理解と共感を深めることを狙いとした本プロジェクト。これまで、特設サイトでの動画公開や体験学習イベントを実施し、食品事業者、生産者、消費者の三者が一体となって考え、取り組むための機会を提供してきた。