「盛れ」てるけど「漏れ」てるかも? ドコモが「ばくモレ展」でSNSのリスク啓発

NTTドコモは2月22日、23日の2日間、近年増加傾向にある若年層、特に学生のSNS投稿に関するトラブルを軽減することを目的に、体験型写真展「ばくモレ展」をライトボックススタジオ青山にて開催する。

春休み前に若者にSNSのリスク啓発

同社は、昨今気軽に投稿した画像や動画から個人情報が特定されるなど、若者のSNS投稿における個人情報漏洩が社会問題となっていることを受け、本写真展を企画。SNS利用が活発になる春休み・卒業シーズンを前に、個人情報の“ばく漏れ”リスクを啓発し、安全なSNSの使い方を学ぶ機会を提供する。

今回の企画のタイトルである「ばくモレ展」も、写真の「盛れ」と情報の「漏れ」をかけたものだという。

同社 ブランドコミュニケーション部 メディアマーケティング WEB/SNS担当の内野吾斗睦氏は、本企画の意図を次のように説明する。

「ドコモでは、さまざまな社会課題の解決に取り組んでおりますが、本課題についても若者にとって欠かせない存在でありSNS投稿にも使われているスマートフォンなど、通信サービスを提供する企業として取り組むべき課題と考えました」。

今回本写真展については、「“日常の盛れ”をテーマにしたインフルエンサーの写真展」としてPRを実施。ただ、実際に来場した人には、「何気ない投稿から多くの情報が“漏れ”ていることを啓蒙する写真展」として、楽しみながらもSNS投稿への危険性や注意ポイントを意識してもらえるような設計とした。

1階は、カフェでのひとときや、ふとした自撮り写真など、インフルエンサーたちの素顔を収めた「ばく盛れ」ゾーンを設置(左)。一方で会場2階の「シークレットゾーン」では、1階の写真からどんな観点で情報が「漏れ」てしまっているのかを解説している(右)。そのほかにも、学んだことの振り返りをテスト形式で取り組める「プラクティスゾーン」も2階に設置する。

インフルエンサーの起用で“自分ごと化” 促す

写真展のモデルには、人気インフルエンサーのかとゆり、折田涼夏、#ドコドリ選抜メンバー(若者の夢の実現を応援する「ドコモドリーム ~ドコモと夢を叶えますプロジェクト~」で選ばれた6名)など、計10名を起用。撮影は実際にスマホカメラのみを使用し、SNS投稿時と同じ条件で撮影した写真を展示する。

インフルエンサーを起用した企画の狙いについて、同社 ブランドコミュニケーション部 メディアマーケティング メディア戦略担当の岡田愛莉氏は次のように話す。

「『普段の何気ないSNSの投稿から、多くの情報が漏れている』という驚きを強めるために、SNSを積極的に活用されているインフルエンサーの方との相性がとても良いと考えました。また、より多くの若者へアプローチしていくために、若者に人気且つ身近な存在であるインフルエンサーを起用しました」。

実は岡田氏も今回のターゲット世代。日頃からSNSは頻繁に活用しており、本企画においても世代視点でのディレクションを実施したという。

写真展を開催した時の注目度、メディアの露出量やトレンド大賞の受賞などから、かとゆりをはじめとした、インフルエンサーを複数名起用。

さらに今年1月には、より自分ごと化を促すきっかけとして、「ウチらばくモレ界隈」というTikTokアカウントを本企画用に開設。人気のあるインフルエンサーではなく、一般の高校生を模した2人組が有名になるためにさまざまな投稿をしていく。しかし、それぞれの投稿から生活圏や活動エリアが漏れてしまっている――という演出を散りばめている。

今回はその反響を認められ、「ばくモレ展」への出演依頼がきたという設定で、他のインフルエンサー同様、実際に本展示内にも2人の写真も展示している。

「ウチらばくモレ界隈」の写真も展示。

本プロジェクトでは他にも、2月25日に行われる、青稜高等学校での出張授業などを通じても発信を行い、若年層にとって身近であり、あらゆる多角的な接点から、SNSとの付き合い方を考えるきっかけを提供していく。

スタッフリスト

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企画制作 東急エージェンシー
ECD 中里智史
CD 加部達彦
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企画 坂井慎(統合)、松村彩音、米山智輝
AD 石橋遼太
D 本多陽一
C 高津颯真
AE 髙﨑将史、谷口美生、仁科智史、後藤萌音
Pr 磯拓馬
PM 加瀬貴光、田原美奈

TikTok

TikTokディレクター 冨永七海

イベント展示制作

イベントPr 荒木陽子
イベントプロジェクトマネージャー 池山理佳子、岡田美希

PR

PRプランナー 森田健太郎
PRコンサルタント 染谷海都生、島本純利
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