「日本企業のブランド価値ランキング」 成長率トップはアシックス

インターブランドジャパンは2月20日、⽇本発のブランドを対象としたブランド価値ランキング「Best Japan Brands 2025」を発表した。

トップは17年連続でトヨタ自動車。以下、ホンダ、ソニー、ユニクロ、日産自動車、任天堂、パナソニック、MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)、NTTドコモ、ソフトバンクと続いた。

初めてランクインしたのは東京エレクトロン(53位)、伊藤忠商事(93位)、ドン・キホーテ(94位)、SBI(95位)、ANA(98位)、丸亀製麺(99位)だった。

アシックスが前年比28%増

ブランド価値の成長率では、アシックス(46位)が28%増でトップとなった。以下、三井不動産(60位、26%増)、リクルート(13位、24%増)、日立製作所(26位、24%増)、オリックス(71位、22%増)が続いた。

アシックスのWebサイト

アシックスのWebサイト

アシックスは2月14日の決算説明会で、2024年12月期の売上高、営業利益、当期純利益の各項目で過去最高を更新したことを発表したばかり。

ブランド価値を⼤きく伸⻑させたブランドの共通点を分析すると、「ブランド強度分析」(ブランドによる利益の将来の確実性)の評価軸となる10要素のうち、以下の3要素が高い傾向にあるという。

  • Agility(俊敏⼒):組織としてビジネス機会や課題に対応し、期待を超え続けるため迅速に動くことができるか
  • Affinity(愛着度):ブランドが提供する機能的・情緒的価値や価値観の共有により、顧客が絆を感じてくれているか
  • Empathy(共感⼒):組織として顧客や他のステークホルダーの声を積極的に聞き、その進化するニーズ・想い・欲求を先んじて予測し、それに応える能⼒を備えているか

ブランドの持つ価値を⾦額換算するインターブランド独⾃の評価手法で、財務分析、ブランドの役割や強度の分析をもとにスコアを算出する。日本発ブランドの調査は今回で16回目。2020年から、日本の「Global Brands」(海外売上高比率30%以上)、「Domestic Brands」(海外売上高比率30%未満)の2つのランキングを一本化したトップ100ブランドのブランド価値金額ランキングの発表をしている。

上位30位は以下の通り。

1 トヨタ自動車
2 ホンダ
3 ソニー
4 ユニクロ
5 日産自動車
6 任天堂
7 パナソニック
8 MUFG(三菱UFJフィナンシャル・グループ)
9 NTTドコモ
10 ソフトバンク
11 サントリー
12 キヤノン
13 リクルート
14 SUBARU
15 au(KDDI)
16 アサヒグループ
17 ブリヂストン
18 ダイキン工業
19 SMBC(三井住友フィナンシャルグループ)
20 資生堂
21 キリン
22 セブン‐イレブン
23 東京海上
24 スズキ
25 花王
26 日立製作所
27 ヤマハ
28 楽天
29 ユニ・チャーム
30 シマノ

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